大きな斧をフルスイングするグギモン、予約開始

PRE-ORDER: Chop Chop DeathStrokez "Murder Pants" 10"

1975年のTV映画『リジー・ボーデン 奥様は殺人鬼』を思い出してしまいました。
その昔、1892年にマサチューセッツ州で発生した、実父と継母が斧で惨殺された事件の被疑者リジー・ボーデンを主人公にした実録映画で、リジーを1960年代の大ヒット・コメディTVシリーズ『奥さまは魔女』のあの可愛い魔女サマンサ役のエリザベス・モンゴメリーが熱演した、わりかし観応えのある作品でした。
それにしてもエリザベス・モンゴメリーが主演だからなんでしょうけど、『奥さまは殺人鬼』（原題はThe Legend of Lizzie Borden）っていう邦題は、なんとかならないものかと思いました。
だいたいリジーは独身だったし、B級感ただよう邦題がせっかくの映画を貶めてしまっていたのでした。
ちなみにリジーは裁判で無罪放免となり、アメリカの民間伝承となって、たびたびテレビや舞台に取り上げられ、2018年にはリジー事件を新しい解釈で描いた『モンスターズ 悪魔の復讐』っていう映画も公開されたりしています。
でも、こっちはイマイチでした。いや、話がそれちゃってごめんなさい。
大きな斧を握りしめるグギモンに、不謹慎とは思いつつもリジーが重なちゃって。
この伝説的な10インチ（255ミリ）のサイコパスにしてチョップ・チョップ・マーダー・パンツの新作は、Superplasticの「すべてのおとぎ話を台無しにして、あなたの家を地球上で最も悲惨な場所にする」という密かな企てから生まれました。
左右対称のプラットフォーム・フィギュアのジャンキーやグッギーとは異なり、一瞬のアクションを切り取ったようなポーズが特徴的なこのシリーズ。
斧をゴルフクラブのように握らせて、思いっきりフルスイングする直前を演じさせるなんて、相当物騒なフィギュアじゃありませんか。
そういえばゴルフをするミッキーマウス・フィギュアを見たことがありますが、グギモンの目線、斧を握る腕、腰のひねりぐあい、足のポジションなど、どこをとっても躍動感に溢れて、本家を大幅に凌いでいるのでした。

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