今度の徳さんSPは、便宜上 "シン徳さんSP" と命名します
The new Toku-san SP will be called "Shin Toku-san SP" for convenience

けっしてのんびりやっているわけではないのですが、工房の限られたスペースで誰の手もかりず、たった独りで繊細緻密なブルーイング作業を効率的に進めるとなると、「3ヶ月に2挺完成させるのがやっと」だと、徳信尊さんは言います。
それを知っている留之助としては、随分まえから徳さんに「それでは商売にならないでしょう」と意見するのですが、ペースは10年来、変わりません。
それが亜鉛ダイキャストもHWプラスチックでさえ、底なしに深い鋼鉄の青色を放つ冷艶清美な徳さん謹製・留ブラ・ブルーイング・カスタムなのです。
現在、LEDレーザーサイト・ユニットを組み込んだ徳さんSPを2挺(オーダーメード用の1挺と販売用の1挺)製作中なのですが、その究極のカスタムを、最近の特撮怪獣映画のタイトルに倣って "シン徳さんSP" と呼ぶことにしました。
以下に紹介する画像は、そんな2挺のシン徳さんSP製作のビハインド・ザ・シーンです。
これまでの画像とよく似たものがあるかもしれませんが、つねに進化する徳さんSPのレイテイスト・エディションということで、ご覧いただけたら幸いです。
今度の徳さんSPは、便宜上 \"シン徳さんSP\" と命名します_a0077842_01184731.jpg
画像-1、2、3/瞬着でスリーブをレシーバーに仮止めして、面一になるよう徹底的に磨き込みます。
画像-4/ボルトの磨き込み。
今度の徳さんSPは、便宜上 \"シン徳さんSP\" と命名します_a0077842_01185193.jpg
画像-5/磨き終わったボルト。
画像-6/ボルトハンドル部分をマスキングし、エジェクションポート部分にクリアーを塗装します。
画像-7/最終組み立て後、稀にスリーブが沈んでせっかくの面一処理が損なわれる場合があり、その予防と修正のための加工です。あらかじめ白矢印の位置に貫通穴を開けてネジを切り、スリーブが沈んだ場合には赤矢印のネジをねじ込む仕組みです。
画像-8/ボルトの反対(表)側。ネジがわずかに突き出ています。
今度の徳さんSPは、便宜上 \"シン徳さんSP\" と命名します_a0077842_01214254.jpg
画像-9/ネジの突き出し具合で、画像の赤線部分で示した隙間を調整します。
次回はチャーターアームズの下処理画像をご覧いただきます。
by tomenosuke_2006 | 2022-05-11 09:27 | 留之助ブラスター
<< 3年半ぶりのジェシー・ヘルナンデス トーマス・ノスケ・パープル版、... >>