Super 7の『2001年宇宙の旅』受注限定生産版完成
Made-to-order edition "2001: A Space Odyssey ULTIMATES!" is complete
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2022-04-17のブログでEXECTIVE REPLICAS製クラビウス基地専用銀色宇宙服(予約は締め切りました)が近く完成するとお伝えしたのは、メーカーからそう案内されたからだったんですが、じつはいまだに完成していない模様です。
ちょっと気がかりです。
その代わりと言ってはナンですが、去年9月にSuper 7に注文しておいた7インチ・スケール(約17cm)の受注限定生産版『2001年宇宙の旅』のフィギュア4点セットが予定通り完成し、いよいよ9月6日から出荷されるとメールがありました。
これは信じても大丈夫だと思います。
入荷したら発売日等を留之助ブログとオンラインストアでお知らせしますので、お楽しみに。
ということで、拘りが過ぎるというか、ほどよく遊びも効いた2001年フィギュア4種を、メーカー発表の画像を頼りに推考したいと思います。
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▲ デイブ・ボウマン船長。
こんなんで腕の付け根や肘や膝が曲がったりするのだろうかと心配になるくらい、可動部のジョイントが目立たない設計に、まずは驚かされます。
ヘルメットの中には顔がちゃんと入ってます。
外装パーツの作り込みの見事さに比べ、顔はあまり似てませんが、EXECTIVE REPLICAS製ボウマンのおよそ半分のサイズだと思えば、しょうがないか。
代わりに頭やヘルメットが載せ替えられるお遊び仕様、文句は言いません。
グリーンのヘルメットはHAL9000との最終決戦時に着用したヤツ、これは熱いです。
付属の頭は、スターゲートの先、辿り着いた王朝風の白い部屋に現れる白髪で年老いたボウマンその人(のつもり)です。
ボウマンが描いた人工冬眠中の科学者のひとり、ハンター博士の似顔絵スケッチなんてのまで付いてます。
ご存知だとは思いますが、スケッチを描いた時のボウマンってラフな機内着姿だったので、これが適切な付属品かどうかは疑問ですが、面白いから許します。
さらに交換可能な手が2セットに、ボウマンの宿敵HALまでセットに含まれています。
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▲ フランク・プール博士。
ボウマン船長と比べたら付属品も少なく、かなり淡白なセットになります。
すごい形相の交換用の頭が付属していますが、この感情剥き出しの表情はキューブリック監督の沈着冷静な人物描写とは真逆で、けっして劇中ではお目にかかれないタイプ。
船外活動中にHALが操るポッドに襲われた時のビビったであろうプール博士の表情を空想してみました、といったところでしょうか。
銀色のケースはディスカバリー号のアンテナ部品=AE35の交換用ユニットで、これは頷けます。
付け替えできる2種類の手のセットは、ボウマンや次に紹介するフロイド博士の手とまったく同じ造形です。
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▲ ヘイウッド・フロイド博士。
ディスカバリー号の乗員用とはフロントとリア・タンクのデザインが異なる、クラビウス基地専用の銀色宇宙服を着けたフロイド博士です。
EXECTIVE REPLICASに先んじて、頭までつけて、しかも2種類、数で勝負に出た感があります。
苦痛に耐えられず悶絶するようなクシャクシャ顔は、これも映画では見られない空想の産物です。
きっとモノリスが発する超音波に襲われた時をイメージして作られたんでしょう。
ムーンバス内でフロイド博士がひと口かじったサンドイッチが付属しているところに、このシリーズの真髄を見たような気がしました。
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▲ 人猿ムーン・ウォッチャー。
人猿が他のフィギュアと同じ7インチだとすれば、そして上の画像に偽りがなければ、このモノリスは立派です。
他のフィギュアは顔だけが残念でしたが、こっちは顔が売りです。
モノリスに遭遇した直後の不安に満ちた表情と、モノリスから知恵を授かり、獣の骨を武器として使うことに目覚めた自信満々の戦士の表情の2種類、とてもいいです。
毛並みの造形は荒々しく大胆で、いま進行中の留之助オリジナル・ソフビの参考にさせてもらいます。
で、2種類の骨も、これまた妙案。
長い方は人猿が野に横たわる白骨を打ち砕き、武器として使った骨、また一方は中空に放り上げて軍事衛星へとカットした時の骨です。
これがまたバカみたいに本物そっくりに作られていたりするのです。
入荷が待ち遠しくて仕方ありません、でしょ?
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by tomenosuke_2006 | 2022-09-01 03:20 | Sci-Fi Classicモチャ
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