ダニーの弟分のファットキャップ、発売
Danny's little brother is Kranky's big brother

ファットキャップ(Fatcap)っていう、頭がスプレー缶のノズルボタンのカタチをした、ダニーと双璧をなすもうひとつのKidrobot製プラットフォーム・フィギュアがあったことをご存じですか?
・・・覚えてますか?、と書いたのですが、訂正しました。
留之助商店創業から今年で16年、ユーザーさんも新陳代謝して、いまだにお付き合いいただいている往年のコレクターさんって10人もいらっしゃらないと思いますので。
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6” Fatcap by Tilt (2007) edition size 750


2006年にまず3インチ・シリーズ(1ケース25個入り19種類のデザイン)がリリースされ、その翌年にはシリーズの中からフランスのTilt作品が選ばれて6インチ版(上の画像)に昇格、華々しいデビューを飾りました。
ダニー・コレクターさんなら必ずファットキャップの沼にもはまるほど人気を博したのですが、6年後の2012年のクロンク作品を最後に、新作が発表されることはありませんでした。
このキャラクター、じつはダニーの頭をノズルボタン風の頭にすげ替えるという、つまりダニーのカラダを流用した完全にダニーの弟分でした。
ダニーが世界で活躍するさまざまなジャンルのアーティストにスキンをデザインさせるというコンセプトだったのに対し、ファットキャップは頭の形状が象徴するようにグラフィティ&ストリート・ライターだけにスポットを当てたシリーズで、留之助的にはファットキャップを通して多様なアーティストを知ることができ、ホント、勉強させてもらいました。
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True 54 Spraycanouflage 6" Fatcap by Nico Berry (2007)
edition size 750


ファットキャプを振るとスプレー缶特有の塗料と溶剤を混ぜ合わせるための攪拌玉が跳ねるような音がするところは、Superplasticのスーパークランキーと同じですが、それも当然。
Kidrobotの創業者で、その後、Superplasticを旗揚げしたPaul Budnitz(ポール・バドニッツ)が、どちらのフィギュアもプロデュースしているからです。
つまりダニーの弟分のファットキャップは、クランキーの兄貴分でもあるのでした。
さて、前置きが長くなってしまいましたが(いつものことですが)、留之助創業当時、とくにお気に入りのモチャはお店のコレクション用に1個と、自分用に1個と、予備に1個の合計3個を売らずに取っておいたのですが、ファットキャップもそんな未開封のまま、倉庫ではなく自宅のコレクションルームに残っているモチャのひとつで、この度、部屋の整理をかねて当時のプライスで販売することにしました。
ダニーやクランキーのファンでファットキャップを知らない人も、知っていても手に入れられないでいた人も、この機会にいかがですか。
フィギュア自体はちょいビンテージですが、作者はますます意気盛んな現役選手ばかりです。

ご注文はこちらから→https://tomenosuke.thebase.in/
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Golden Ticket Fatcap by Toofly (2008) edition size 750


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Super Fattie Fatcap by Queen Andrea (2012)
edition size 1000


by tomenosuke_2006 | 2022-09-11 13:47 | Kidrobot 新製品情報
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