宇宙少年 "ザッピー" くん
COMING SOON: Zappy, Mysterious Laser Boy of Space
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あのころはもっと面白かったような気がするのですが、歳のせいでしょうか。
2009年に矢継ぎ早にリリースされた夢のレトロSF2大フィギュア、バック・ロジャース・1/6・フィギュアフラッシュ・ゴードン・1/6・フィギュアの、SF愛溢れる企画力と見事な出来栄えに虚をつかれ、一気に心酔させられたメーカーのGo Hero。
といえば、なかなか出荷されない1/6『メトロポリス』マシーネンメッシュ・メタル・フィギュアと、1/6『2001年宇宙の旅』クラビウス基地専用銀色宇宙服のExecutive Replicasとは兄弟会社なんです。
後者はGo HeroがプロデュースするSFモチャの製造請負会社としてスタートし、徐々に自社オリジナルものにも力を入れるようになり、『2001年宇宙の旅』のあの画期的な赤色の宇宙服を着たデイブ・ボウマン博士と、同じく黄色の宇宙服を着たフランク・プール博士で一躍脚光を浴びたのでした。



で、今回紹介するのは、Go Heroが創業時から使っているマスコット・イラストの宇宙少年ザッピーを、Executive Replicas製造で立体化した全高9インチ(23センチ)のフィギュアです。
それは、Go Heroが謳う商品開発のコンセプト "You are living in the Forgotten Future!"(君は忘れられた未来に住んでいる!)のとおり、かつて少年時代に夢想した・・・それは実際に迎えた現在とは明らかに異なる・・・冒険と活劇に満ちた別次元のヒーロー。
デジタルでガチガチに作り込まれた超人度も桁外れな最近のムービー・ヒーローではなく、普通の少年が "ごっこ" できる程度にゆるい1930-40年代のバック・ロジャースやフラッシュ・ゴードン、あるいは1950年代のコマンド・コディ(1950年代)のような。
ザッピーは、かつてGo Heroが愛情込めてフィギュア化してきた"忘れられた未来"のヒーローたちと同じDNAで生成されているのです。
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そのスペックもまた見事にレトロSFなネーミングで、ほっこりさせられます。
ブルーの上下一体型スーツはRadiation Resistant Atomitech Onesie(耐放射線アトミテック・ワンジー)といい、Xeno-Detector Z-Ray Visor(つまりバイザー)付きCosmic-Cranial Containment Unit(ようするにヘルメット)をかぶっています。
Oblit-O-Rayという名の光線銃を携行し、正式名称Sky Marshal 3000 Rocket Packというジェットパックを背負って、宇宙の悪人どもを迎え撃つのです。
と、ここまで紹介してきて、ふと思いました。
世に蔓延るMCUとかDCとは異次元過ぎる、ほとんど無名のこの新人ヒーロー・フィギュアを、誰が欲しいと思うんだろう、どんな人が買ってくれるんだろうと。
年明けの入荷になりそうです。
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by tomenosuke_2006 | 2022-11-03 20:32 | Sci-Fi Classicモチャ
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