ひさしぶりのTEQ63は、kaNOのスキン・デザイン
'kaNO Fury' TEQ63 by kaNO x Quiccs (signed)

これはメーカーのMartian Toysからではなく、Quiccsのプラットフォーム・フィギュア"TEQ63"のスキンをデザインしたkaNOがサインを入れて、直接送ってくれる特別なヤツです。
ピンストライプのベースボール・ユニフォームを着て、左手でバットを握る、名前は"kaNO・フューリー"といいます。
と、ここまで読んでピンときたあなたは、けっこうスゴイ。
もしかしたら、店主同様、お年を召された映画愛好家かもしれませんね。



血の気の多いニューヨークのストリート・ギャングをフィーチャーしたウォルター・ヒル監督の1979年の古典『ウォリアーズ』の、劇中で激しく立ち回りを見せるギャングをモデルに、kaNO・フューリーはデザインされました。
とにかく上のフル・イントロを観てください。
カッコ良すぎて、胸が高鳴ります。
当時、劇中のギャングたちと同世代だった店主としては、感情移入も甚だしく、まさしく青春に嵐が攻めよせるような映画でした。
信奉集めるギャングの大ボス殺害の濡れ衣を着された主人公のチーム"ウォリアーズ"が、NYじゅうのチームから命を狙われ、執拗な追撃をかわしながら、事件現場となった最北端のブロンクスから南の端の地元コニーアイランドを目指す。
で、じつはイントロには登場しないで、途中、さらにドラマチックにその姿を現すのが、ベースボール・ユニフォームと武器のバットとペイント・メイクがトレードマークの凶暴集団"ベースボール・フューリーズ"、つまりkaNO・フューリーの元ネタなのでした。
ところで、コニーアイランドの大観覧車が夜空に浮かび上がる映画の幕開け、スクリーンの左上に"Sometime in the future..."の文字がかぶさり、この映画が未来を舞台にしていることが分ります。
そこで連想するのが、スタンリー・キューブリック監督の暴力をみごと快感に昇華させた1971年の名作SF『時計じかけのオレンジ』。
アレックス・デラージをリーダーとする4人組“ドルーグ”のようなチームが『ウォリアーズ』にはわんさか出てきて、キューブリック映画の影響を感じさせるのでした。
さて、このブログ、ひとつの記事にYoutubuが1点しか貼れない仕組みで残念なのですが、『ウォリアーズ』の関連動画に"Then And Now Movie Cast"(あの頃と今の映画俳優)っていう面白いのがあります。
あの時の若者たちが、43年後の今、どんな大人になったかっていうファンメード動画なのですが、43年たって、またしても、ますます『ウォリアーズ』に感情移入してしまうとは思ってもいませんでした。
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by tomenosuke_2006 | 2022-12-05 16:04 | Martian Toys 新製品情報
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