待望のジャンキー・シリーズ-4、入荷決定
COMING SOON: Janky Series Four - Case of 12 Blind Boxes
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約3年ぶりにジャンキーのミニシリーズ最新版が登場します。
Kidrobotが2019年の"神秘の予言" ダニー・シリーズ2を最後に新作を発表しなくなり、いまではローブロウ・アーティストたちが同じプラットフォーム・フィギュアを使って腕を競い合うミニシリーズといえば、Superplasticのジャンキー・シリーズぐらいになってしまいました。
というわけで、新作の発表をいまかいまかと待ち侘びていたわけです。
で、待望のジャンキー・シリーズ-4は、お馴染みジャンキーとグッギーのバーチャル・アーティスト(正体はSuperplasticの創業者のひとりでトイ・デザイナーのHuck Geeらしい)に加え、今が旬の4名のゲスト・アーティストがぜんぶで19のフィギュアをデザインするというもの。
しかし1ケース12個入りなので、コンプしようと思うと相当の散財を強いられる仕組みです。
もちろん何が出るかわからないブラインドボックス仕様で、6月中旬の入荷を予定しています。
では以下に、ゲスト・アーティストの代表作と略歴を記しておきますね。
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OG Slick(オー・ジー・スリック)。
ハワイからLAに移り、いまでは世界中で大活躍のストリート・アーティストです。
1989年に行われた伝説的なグラフィティバトル「SLICK vs HEX」をきっかけに、アンダーグラウンドの異端児から世界的な称賛を受ける存在となり、以来今日まで、グラフィティ・キャラクターの表現の概念を刷新し続けています。
ミュージック・ビデオや映画でフィーチャーされ、アーティストのアルバム・カバーやギャラリーでの個展なども精力的にこなし、より多くのオーディエンスに自分の作品を広めるために、楽しんでTシャツをデザインするようになりました。
STUSSY、XLARGE®、ADIDAS、OBEY、Disneyなど多数のブランドのグラフィックを手がけ、彼の創作活動はスケートボードをはじめ、家具、トイ、スニーカー、ゲーム、テキスタイルなど様々なものに及んでいます。
Superplasticでも "ぶっかけ" と命名したクランキー・ベースのフィギュアを発表し、今回のシリーズにはそのミニ版(上の画像)がラインナップされています。
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Trevor Andrew(トレバー・アンドリュー)。
スノーボードのオリンピック選手(長野とソルトレークオリンピックに参加)を経てバートン社専属のプロ・スノーボーダーとして活躍した後、独自の感性を活かしアーティストに転向したユニークなキャリアの持ち主です。
Gucciのロゴへの執着から派生した作品群(ゴーストやアニメのキャラクターをGucciのロゴまみれにして表現)が、ブランドのクリエーティブディレクター、アレッサンドロ・ミケーレの目に留まり、老舗ファッション・ブランドとストリート・アートのコラボレーションを実現させました。
そのシーズン、2016年のGucciの売り上げは、前年比43.8%上昇という史上最大の伸び率を記録したといいます。
Gucciとのコラボレーションを筆頭に、トレバーはBurton、Reebok、Oakley などのファッション・スポーツブランドやRolling Stonesや2Chainz等、アーティストとの数々のコラボレーションを発表し、彼の作品はNYのMilk Galleryや東京のDover Street Market Ginzaなどで展示されてきました。
2020年春夏から自身のファッションブランドREAL BUYを本格的に展開したり、ユニクロでも彼のデザインによるTシャツやキャップが売られました。
Superplasticでもスーパーゴーストという8インチ・フィギュアを発表し、今回のシリーズにはそのミニ版(上の画像)がラインナップされています。
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Alex Pardee(アレックス・パーディー)。
留之助商店が創業以来ずっと追いかけてきた不気味アート・トイ・デザイナーの鬼才であり、画家兼アパレル・デザイナー兼コミック・クリエーターです。
ポスト・ハードコア・バンド、The Usedのアルバムのアートワークを担当したことでもよく知られています。
本人いわく、芸術活動を通じて感情的な葛藤とともに極度のうつ病や不安障害を克服できた。
ザック・スナイダー監督の映画『エンジェル ウォーズ』(2011年)でデザイナーとして参加した他、2014年、アダム・グリーンの伝記クリーチャー映画『Digging Up The Marrow』(2014年)でアート・ディレクター、エグゼクティブ・プロデューサー、クリーチャー・デザイナーを務めました。
遊び心とグロテスクの間で綱渡りをする、邪悪で奇抜なキャラクターの創造主。
Superplasticから発表した4種類のフィギュアは、どれもこれも留之助で大好評でした。
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Sonia Lazo(ソニア・ラッソ)。
エルサルバドル出身のイラストレーターでタトゥー・アーティスト、執筆家としても活躍しています。
魔法、色、感情、アイデンティティ、性別、愚かなクリーチャーの探究が創作の原点だという彼女は、ビビッドで奇々怪々なイラストを大胆にあしらった下着からドレスまで、多様な製品を取り扱うプライベート・アパレル・ブランドも運営しています。
ジャンキー・シリーズ-4では2種類のオリジナル・フィギュアをデザインしたということで、どんなクリーチャーを見せてくれるか楽しみです。
by tomenosuke_2006 | 2023-05-22 11:16 | Superplastic 新製品情報
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