『月光仮面』生誕65周年記念ソフビ・マンモスコング、首の特殊カンチャク
"Moonlight Mask" 65th Anniversary Sofubi MAMMOTH KONG: special joint

全身を太く長い体毛で覆われたマンモスと粗暴なゴリラが合体巨大化したハイブリッド怪獣、マンモスコング。
身の丈15メートルともいわれ、額の角と鋭く伸びた2本の牙が最大の特徴で、一千馬力の怪力を誇ります。
南極で捕獲されて貨物船アラスカ丸で日本に移送される最中、台風27号に遭遇して船は沈没、マンモスコングも荒波にのまれ息絶えますが、その遺体を手に入れた国際暗殺団により改造され、リモコンで操ることができるロボット兵器として蘇えります。
平和な日本国を恐怖で支配しようとする暗殺団と、彼らの意のままに凶行を重ねるマンモスコング。
そうはさせてなるものかと怪獣退治に立ち上がったのが、どこの誰かは知らないけれど、誰もがみんな知っている正義の味方、月光仮面なのでした。



日本で最初のテレビ・ヒーロー番組『月光仮面』で、マンモスコングの猛威に恐れ慄いたのは小学1年生の時でした。
その険しい顔はまるで般若の面のように生々しく日本的で、同じころNHKで放映された1933年のオリジナル『キング・コング』より何十倍も子供の私には怖すぎた。
マンモスコングのソフビフィギュアは、生まれて初めてSF的物語に魅了され、生まれて初めて未知なる恐怖を味わった留之助少年の、言うなればトラウマの産物なのです。
2022年はじめに製作を思い立ち、権利元の宣弘社さんからソフビ化の許諾をいただくと、留之助が絶対の信頼を置く手彫りの原型師mirock-toyの金子洋平くんに協力を仰ぎ、およそ10ヶ月、デザインを決めるために二人で悩みぬきました。
そして辿り着いたのは小学1年生の時、親に買ってもらい奇跡的に生きながらえた川内康範・原作、湯川久雄・作画の絵本『月光仮面 マンモスコングの巻』総12ページの、すべての見開きページでポーズを変え、表情もまちまちに描かれたマンモスコングのうち、有楽町の旧日劇前で大暴れしている迫力の全身像を参考にすることに決めたのでした。
モノクロ・テレビの暗い画面とは異なり、総天然色で描かれたマンモスコングはいっそう鮮明で表情も激しく、原型のガイド役にピッタリと踏んだからです。
いまでは懸案だった首の二重カンチャクの造形も終わり、最後のパーツ1点を残すだけとなりました。
早ければ来週、工場の担当者さんに出来上がった原型を渡せそうです。
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▲ 通常、ソフビのカンチャクは原型を預かった蝋型職人さんに作ってもらうのですが、のっぴきならない理由でマンモスコングの首がおさまるオス・カンチャクに限り、洋平くんが原型に落とし込みました。
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▲ 首がおさまる正円のオス・カンチャクを上から見た画像です。
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▲ マンモスコングの頭部のメス・カンチャクは蝋型職人さんが作り足します。
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▲ 首のオス・カンチャクの内側に、軸を立てた円形のベースを付け足した状態です。
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▲ 俯瞰するとこんな感じです。この円形ベースに、洋平くんとしては珍しい油粘土を使って最後のパーツを彫刻、盛り付けてもらいます。
by tomenosuke_2006 | 2023-07-11 16:05 | 留之助オリジナルモチャ
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