留ブラの次なるフェーズ - 7
Tomenosuke Blaster Gas Gun - 7

新規金型や図面等の初期費用を別にしても、製造原価やペガサスシステムの使用ロイヤリティを加算して上代価格を算出すると、このままでは留ブラ・ガスガンは税別で20万円を超えてしまう。
新工場でペガサスシステムを留ブラに搭載するための技術開発を進めてもらう一方で、既存金型を使う割にはあまりにも高い鋳造代などを一から検証し直すという作業が続いています。
またHWパーツ(チャーターアームズ・ブルドッグのフレーム)の金型が、新工場の設備では対応できないことが判明し、ABSで鋳造させてほしいと言われたのですが、「はい、わかりました」とはいきません。
これまで留ブラの樹脂パーツを鋳造してもらっていた工場になんとかお願いすることにして、いったんは新工場に運び入れた金型を移送したり、HW材を手配したりで、煩雑すぎる仕事に頭が変になりそうです。
そんな時は、気分転換するに限ります。
ブラスター・ファンのKawase Bros.さんがデザインしたディスプレー・スタンド(というよりは銃座)を製品化して、留ブラ・ガスガンの予約販売の特典に使えないか、楽しみながら試行錯誤しています。
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2022-12-13のブログでKawase Bros.さんによるデザート仕様の留ブラOG・スタント・モデルを紹介しましたが、その時の画像に写っていたKawaseさん作の段ボール製銃座がカッコよすぎて脳裏から離れず、製品化の機会をうかがっていたのでした。
いつでも出動できるよう、銃口を下に向けたブラスターが載る銃座が、薄暗い武器庫に幾つも並んでいる様子をイメージしただけでゾクゾクきます。
Kawaseさんからお借りした段ボール製銃座を、ウォルナット突き板製ディスプレー・スタンドの製造で協力いただいている飛騨高山のヒダシキさんに渡し、とりあえずMDF材(細かく加工した木材チップを煮込み合成樹脂を加えて成形し作られた繊維板)で作ってもらったのが上と下の画像です。
が、気になったのは重さです。
留ブラをサッと抜こうとすると、銃座がついてくる。
意外に軽いため、銃座が動くのです。
そこで考えついたのが、土台を鉄板で作り、上にMDF製の座を載せるというハイブリッド仕様。
同じ岐阜県の関市にある金属加工の岩田製作所さんで図面を引いてもらいました。
あとは塗装と、それぞれの費用の合計が予算内に収まるかどうか。
肝心の留ブラ・ガスが完成する前に、専用銃座が出来上がりそうな感じです。
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by tomenosuke_2006 | 2024-03-25 22:42 | 留之助ブラスター
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