留ブラOGスタント組立済みモデル、鋭意製作中
OG Stunt assembled Model will be shipped in early June

5月上旬にはアメリカのディストリビューター向け留ブラOGスタント組立済みモデルの納品が滞りなく終わり、現在、日本の予約分全数をモデラーの二村寿士氏が鋭意仕上げ中です。
接着だけでは心許ない小パーツには、すべて補強用のピンを挿し込むなど、丁寧な仕事ぶりはいつもながらです。
お届けまで、いましばらくお待ちください。
アメリカ向け製品と今回の国内販売版の違いは、木製スタンドなど付属品の豊富さだけでなく、とくにご期待いただきたいのがグリップなんです。
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じつは留ブラ・ガスガン用に準備中の特別なグリップを使用します。
どれだけ努力と工夫を凝らしコストを下げようとしても、A!CTIONさんの製造原価が従来の留ブラの倍以上かかり、さらにペガサスシステムの使用ロイヤリティも加算されて、当然のことながら留ブラ・ガスガンの販売価格は高額になってしまいます。
そこで少しでも高級感を出せないものかと、外装の仕上げを進化させるためのアイディアを練っているのですが、そのひとつがグリップのクリスタル研磨仕上げなのです。
留ブラ・スタントモデルのキットを触ったことのある人なら、グリップには左右それぞれ輪郭に沿ってバリが残り、裏面には2ヶ所ずつ湯口の跡があることをご存知だと思います。
これまで専門工場でバリ取りと湯口の研磨をお願いしてきたのですが、留ブラ・ガスガンのグリップは、それに加えクリスタルのような透明感を得るために表裏全体を磨き上げてもらいます。
2016年にリリースした留ブラPRO・HCG限定モデルで同じようなクリスタル仕上げを目指したのですが、当時の工場がバレル研磨(バレル状の容器の中にコンパウンド、水、工作物、研磨石を入れ、それらを衝突させることによって工作物の表面を研磨する技術)を採用したために300セット中100セット以上が研磨のし過ぎで輪郭が損なわれ、使い物にならなかった苦い経験があります。
で、今回はすべてを手作業で仕上げてもらうことにしました。
下の画像が、新たにお世話になる金属や樹脂の精密部品の研磨で名を馳せる岐阜県美濃市の辻工業所さんによるテストです。
完璧です。
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by tomenosuke_2006 | 2024-05-17 17:50 | 留之助ブラスター
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