留ブラの次なるフェーズ - 12
Tomenosuke Blaster Gas Gun - 12
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モデルガン愛好家で高度なカスタムもこなす写真家の平澤秋人氏を留ブラ・チームに迎え、留ブラ・ガスガンの仕上げテストを進めています。
まずは留ブラ・スタント・モデル組立キットを使い、何度かの試し塗りを経てモックアップを造ってもらいました。
これまでの留ブラのレシーバーやボルトをはじめとする各種亜鉛ダイキャスト・パーツは、黒の染め液を使う "ドブ漬け" だったのですが、A!ction さんに黒染めのノウハウがなく、すべての自社製品が塗装仕上げだと聞き、それならばと、いままでの黒染めではできなかったさらに手の込んだ仕上げを目指すことにしました。
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レシーバーが灰色なのがモックアップ。黒色は比較用の留ブラ2049。


それは『ブレードランナー』撮影直前に記録された1981年当時のヒーロー・ブラスターのプロダクション・フォトや、留ブラのリサーチ・コンサルタント Karl Tate(カール・テイト)氏が2006年にLAで開催されたWorld Science Fiction Conventionではじめて一般公開されたブラスターを撮影した際の多数の詳細画像や、2009年のオークション Profiles in History で実際にブラスターと対峙した際の、その時々の心踊る清新な印象を再現できないかというもの。
思いの丈をMirocktoyの金子洋平氏に伝え、色出しを手伝ってもらいました。
これまでの留ブラの表面は、大きく分けると6種類の黒系色で処理されています。
まず先にも述べたとおり、亜鉛ダイキャスト・パーツの艶消しの黒(ボルトは銀色で塗装)、シリンダーカバーやグリップフレームといったアルミパーツの艶ありの黒(塗装)、同じアルミパーツのグリップエンド底の艶消しの黒(塗装)、アルマイト加工したレーザーサイトの艶ありの黒、チャーターアームズ・ブルドッグのフレームやシリンダーといったHWパーツをブラスト仕上げした艶消しの黒、マガジンのABS生地の黒色です。
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レシーバーが灰色なのがモックアップ。黒色は比較用の留ブラ2049。


中でも亜鉛ダイキャスト製レシーバーと、同材のトリガーやトリガーガードが同じ色の黒染めという点がずっと気になっていました。
しかし塗装なら長年の蟠りも解消できそうです。
レシーバーは銀を混ぜた塗装色を採用したいと思っています。
またサンドブラスト処理してきたHW製チャーターアームズも、さらに拘った黒色に塗装し、亜鉛ダイキャスト製のトリガーやトリガーガードの色合いもチャーターアームズに近づけるつもりです。
次は、実際の留ブラ・ガスガンのサンプルを使った塗装テスト。
A!ction さんがどこまで留之助の要望に応えてくれるか、正直なところ期待と不安が入り混じった気持ちでいます。
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平澤秋人氏のブログ→anonn
FB→Akito Hirasawa
by tomenosuke_2006 | 2024-08-07 16:24 | 留之助ブラスター
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