9年ぶりのフアン・ムニスの新作です
Ninobuni Self Care Figure by Juan Muniz

製品名にあるNinobuni(ニノブニ)とは、作者 Juan Muniz(ファン・ムニス)のアートとキャラクター・デザインをベースに活動する際のペンネームというか、ブランド名で、けっしてここに紹介するフィギュアの名前ではありません。
3DRetroから2015年に発売されたフィギュア フェリペの新バージョン、Self Care (自己治療)版だと思って間違いないです。
新しいフェリペも、ボーッと前を見つめるウサギのキグルミを着た男の子。
胸にバンドエイドを貼って、どうも心の傷を癒しているように見えます。
新作について、ムニスは次のように語っています。
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「セルフケア(フェリペの新バージョン)は、私たちが自分自身に与えることができる最も強い自己愛の形態のひとつです。この作品の背後にあるアイデアは、私が壊れて孤独を感じた多くの瞬間に向けられています。他の人が気にかけていたり、気にかけていると言ってくれたりする場合でも、私は学ばなければなりませんでした。最も強い愛は、自分自身を癒すのを助け、何も残っていないように感じても、暗く最低な瞬間でさえ、自分の中に輝きを見つけられると理解できることです。空のカップから注ぐことはできないことを思い出してください。だから、落ち込んでいるときに自分自身を助ける思いやりを見つけられなければ、どうやって他の人を助けることができるでしょうか。」
「私は愛される価値があり、助けられる価値があります。あなたもそうです。」
「セルフケアは、今日、自分のために時間を取ることを思い出させるためにここにあるのです!」
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ムニスは単にフィギュアをデザインするだけでなく、メンタルヘルスと精神疾患でつねに遭遇する偏見やタブーと戦うための活動にフェリペを活かしています。
成人の5人に1人は毎年精神疾患を経験し、自殺が10歳から24歳の死亡原因の第2位だといわれているアメリカで、ムニスはフェリペを主人公にした絵本『I’m Not Ok』を編纂し、無償で配布して、フェリペを精神疾患啓発の大使として活用しているのです。
その活動は、彼の地元のラスベガス・ウィークリーをはじめ、E-volved マガジン、LAウィークリーで特集され、またラスベガスのあちこちで散見できるフェリペをシンボライズしたストリート・ミューラルを通じて、心の安らぎを与えています。
で、この全高20センチのフィギュア、フェリペのセルフ・ケア版ですが、そこには計り知れないムニスの人を想い、自分を愛しむ、とっておきのやさしさが込められているように感じるのは留之助だけでしょうか。

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by tomenosuke_2006 | 2024-08-16 18:28 | 3DRetro 新製品情報
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