たぶん半魚人が好きなんだと思う
Lagoon Creep Creeptastic Statue by Doug P’gosh
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アカデミー賞にキグルミ・モンスター賞なんていうカテゴリがあれば、絶対、最優秀賞を受賞し殿堂入りも果たしたに違いない1954年のユニバーサル・ホラー『大アマゾンの半魚人』のモンスター。
ファッションモデルなみの細身で10頭身の元海兵隊潜水記録保持者でもあるR・ブラウニングを起用して、ユニバーサル・スタジオ専属のモンスター・メーカー、バド・ウェストモアが作り上げました。
腕の付け根や股ぐらに、いわゆるウルトラマン・シワが出てしまって興醒めのキグルミとは一線を画す完成度の高さ。
シワを吸収する見事な設計で、ロウテクだって、アナログだって、ここまで出来るんだのファイン・エグザンプルなのでした。
というわけで留之助はもう昔っからの半魚人推しで、1980年代、『狼男アメリカン』のジョン・ランディス監督が企画し、『ハウリング』のマイク・フィネルがプロデュース、リック・ベイカーが半魚人をデザイン、オリジナルの監督 ジャック・アーノルドが再びメガホンをとるという夢の企画が立ち上がった時、もう大興奮して全関係者をインタビューして回ったものです。
結局は企画は流れ、アーノルド御大や製作関係者と記念撮影し、半魚人の腕の彫刻を見ただけで終わってしまったわけですが、半魚人と聞くとジッとしていられない性分はいまも変わりません。
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で、最近、気になって発注かけたヤツが、バキュームフォームのモンスターマスクからクリスマスツリーのオーナメントまで、とにかくレトロなキャラクターをモチーフにした雑貨を中心に製造販売している Retro-A-Go-Go からリリースされた半魚人なのでした。
デザイナーは同社専属のDoug P’gosh(ダグ・ピゴッシュ)。
何が素敵かって、可愛くデフォルメされてもなお原型をとどめる、いや原型以上に誇張された三層のエラでしょう。
ご存知ですよね、半魚人の愛称のギルマン = Gill-man のギルとはエラの意。
半魚人はエラ人間でもあるのでした。
Retro-A-Go-Go はこのラグーン・クリープと名付けたフィギュアを皮切りに Creep(忍び寄る)と Fntastic(素敵)をくっつけて Creeptastic(クリープタスティック)とネーミングした新シリーズを始動。
これからピゴッシュのデザインでいろんなモンスターがリリースされるということなので、留之助としては追っかけてみようと思います。
とにかくその第1弾 ラグーン・クリープは10月下旬入荷の予定です。
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by tomenosuke_2006 | 2024-09-22 00:00 | Sci-Fi Classicモチャ
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