『ジュラシック・ワールド/復活の大地』、たまには映画の話をしてみたいと思います
Jurassic World Rebirth

じつは6月中旬から1ヶ月ほど遠方の病院に逗留し、ブログやウェブストアのメンテはWi-Fi完備の個室でこなし、発送業務は下呂市のスタッフがやってくれて、いまでは何事もなかったかのように完全復帰した留之助です。
自由の身になれたここ1ヶ月ぐらいは、毎週金曜日に2時間ドライブして名古屋のホテルに一泊すると、ブランクを埋めるため観たかった映画や初公開作を3本ぐらい梯子してきました。
岐阜県内にもイオンシネマやTOHOシネマズ(いずれもクルマで1時間半)があるのですが、必ずしも観たい映画がかかっているわけでもなく、名古屋で一泊するついでに馴染みの寿司屋に寄るというのも計画のうちで、なぜなら酷い映画を観せられても旨い食事が失望を乗り越える力になってくれるからです。
で、先週金曜日、『ストレンジ・ダーリン』を満喫したあと寿司を挟んで、公開初日の『ジュラシック・ワールド/復活の大地』をドルビーで観ました。
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率直な感想です。
こんなジュラシック・シリーズだったら、これ以上、作るのやめてください。
ストーリーが雑過ぎて萎えました。
登場人物が推し並べてアンポンタンで滅入りました。
30年以上続くこのシリーズの魅力は、恐竜という、かつてこの地球に君臨した絶滅生物へのリスペクトと、実際に彼らと対峙した時の感動をきちんと描いてきたことに尽きます。
それが『復活の大地』には微塵もうかがえない。
恐竜愛がない。
とくに恐竜好きの留之助としては、恐竜世界での恐竜っぽい名を冠した恐竜でもなんでもない2種類の歪なモンスターのでしゃばりを、看過することができなかったのでした。
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名前からして即席感の強いミュータドンの、恐竜と呼ぶには失礼な不恰好さ。
プテラノドンとヴェロキラプトルを掛け合わせたとのことですが、同じ監督の『GODZILLA ゴジラ』に出てきたムートーの使い回しかと思いました。
けれど由々しき問題は、T・レックスをベースに遺伝子操作で生み出されたというミュータントにしてラスボスのディストータス(D)レックスです。
話が進むにつれて徐々にD・レックスの全貌が明らかになっていくのですが、映画の冒頭で丸くて硬そうな頭をチラ見した時、パキケファロサウルスとT・レックスが合体したようなユニークなヤツかもしれないと空想。
必ずしも大賛成のアイディアではないけれど、『ジュラシック・ワールド』のインドミナス・レックスや『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のインドラプトルといった遺伝子組み換え恐竜がそこそこカッコ良かったから、突然変異種D・レックスにも期待したのが運の尽きでした。
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そいつは恐竜好きの夢を無残にも打ち砕く、遥かに絶望的でおぞましいゴミ・モンスターだったのです。
あとから知ったのですが、その外貌は監督の発案らしく、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場したランコアと『エイリアン』のゼノモーフをベースにしたのだとか。
いくらSWやエイリアンのファンとはいえ、なんでSFモンスターを引き合いに出すのか意味が分かりません。
ギャレス・エドワーズって、こんなにズレた了見の人だったっけ。
T・レックスの体にゴリラのような太い腕を付け足し、ナックルウォークをキメるゼノモーフ顔のD・レックスって、悪夢すぎます。
日ごろから無秩序なモンスター造形にアレルギーな留之助としては、こうも歪なヤツを押し付けられるとアナフィラキシー・ショックを起こしそうになってしまいます。
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しかも成敗されずに生き残るんですよ。
D・レックス退治の続編なんて、絶対イヤですからね。
と祈りながらエンドロール半ばで席を立ったのは、浸りたくなるような余韻もないし、混み合うまえのトイレに行きたかったし、次の映画『エレベーション 絶滅ライン』を観るために一刻も早くクルマで移動したかったからでした。
人類の95%を死に追いやった謎のモンスター "リーパー" の、クロカタゾウムシをより凶暴に巨大化したような造形が不気味で見事です。
『エレベーション』こそ続編を観たくなるやつだと思ったのでした。
さて今週の金曜日は『入国審査』と『メガロポリス』狙いで出かける予定です。
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注)画像は1964年開催のニューヨーク万国博覧会の出し物のひとつ、シンクレア・モーターオイル社主催の『恐竜庭園』で発売されたスーベニアで、映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』とは一切関係ありません。
by tomenosuke_2006 | 2025-08-13 11:29 | TV・映画・ビデオ
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