こういうお弁当文化って、うらやましいかも。
店主、この辺じゃ弁当のスペシャリストとしての認知度の方が高い。
ぐらいだから、当然、新しい食材、新しい大量調理法、新製品の弁当箱など、業界情報にはちょいとばかし精通してるわけね。
でも、まさかアメリカの懇意にしてるオモチャ・ディーラーさんから、弁当箱の売り込みがあるなんて思わなかった。
それが、これ。
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うーん、その手があったかと、思わず膝を打つロウブロウ・アーティストによるランチボックス(弁当箱)シリーズ。

上段左から右へ、Robot Wants My Lunchbox by Amanda Visell, Unearthly Delights by Gary Baseman, Design by Coop.
中段左から右へ、Wanna Sandwish by Greg Simkins, Dragons Tongue by Joe Ledbetter, La La Lunch by Kii Arenas.
下段左から右へ、Baby Doll by Niagra, First Cocktail by Shag.

あっちの子供が水筒とサンドイッチ詰め込んで学校へ持って行く、小さな手提げカバン風ブリキの箱がランチボックス。
半世紀以上もまえにマスプロ生産されるようになった必携のスクールライフ・アイテムで、四角い平面はいつも旬なテーマで彩られてきた。
つまり時代を語るブリキのキャンバスみたいなものね。
トイザラス(あっちの)なんかには専門のコーナーがあって、映画やTVのキャラがプリントされたいろんなヤツがならんでるし、これのコレクターもいたりする(どんなものにもコレクターはいる)。
1960年代のビートルズがプリントされたランチボックスで錆のないミントなものだと、2千ドル以上で売買されたりしてるんだから、この世界もアブなそうだね。
で、上の写真のは、2005年、LAのLa-La・ランド・ギャラリーで開催された『30人のアーティストによるカスタム・ランチボックス展』の出品作品のうち、人気投票で上位にランクされ、めでたく製品化された8種類なんだってさ。
つい最近、話題にしたばかりの当店お馴染みアーティストの、あのキャラ版もあるよね。
このシリーズが子供向けに量販店で売られるかどうかは、まだ決まっていないとか。
自分が子供のとき、こんなのあったらなぁと思う大人はいるだろうけれど、これをおねだりする子はメッタいないでしょ。
むかし、まだ2、3才だった娘(いま17)に、よくピーウィ・ハーマンのトーキングドール持たせて出かけたことを心苦しく回想する店主なのでした。
とりあえず14番(左)と18番(右)のそれぞれ100個限定の、海外じゃとっくにソールドアウトのショルダーバッグがなぜウチじゃ売れないのか、まずはそこらへんを分析してから仕入れるかどうか決めよっか。
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ところで我が日本で、飛騨地方だけでもいいんだけれど、たとえば村上隆の絵入りの弁当箱使って日替わり弁当配達したら、売り上げ伸びるのかなぁ。
店主、弁当屋の主(アルジ)を掛け持ちしながら、よく考えるんだ。
カッコいい弁当箱なんていらないけれど、せめて楽しいのがないものかってね。
あっちのランチボックス見ると、中身や味のことはさて置いて、お昼が楽しくなるようなお弁当文化っていうか、ランチタイムの過ごし方の違いをしみじみ感じちゃう。
飛騨の弁当王(スケールちっせぇ)としては、もっと、がんばらないと。
by tomenosuke_2006 | 2006-12-26 09:50
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