絶版ジョー・レッドベターもの、ちょい入荷。
大晦日だったんだね、ジョー・レッドベターの紹介記事、書いたのは。
いろいろ問い合わせもらいながら、レッドベターものはどれもこれも少数限定品ばかりで、そろえるのがひと苦労。
あっても仕入れがバカ高なプレミア価格だから、店売り用に値付けすると、とんでもないことになっちゃう。
だから出し惜しみしてたわけじゃないのよ、こわくって言い出せなかっただけ。
でも、まぁ、2月15日にピンクのティーター君の発売が決まったことだし、早く手を打てばリーズナブルな定価で買えるけれど、もたもたしてるととんでもない値段になっちゃうよっていう話でもしておこうかな。
そのまえに、あらためてレッドベター作品と触れ合った感想です。
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デザイナーズトイって、大ざっぱだけど、ふたつに大別できる。
ひとつはダニーやキューイーのように、共通の原型素体を立体のキャンバスがわりにした作品群。
同じからだを持ちながら、こうも印象が違うものかと驚かされる。
集めて、並べて、見くらべる、これこそこの種のオブジェモチャの楽しみのメーンイベントだよね。
たとえば上の写真、最近話題のシンガポール発デザイナーズトイ・シリーズTrexiのレッドベター版もそう。
ほとんどのアーティストが10インチというボリュームたっぷりの素体に凝ったキャラの顔やからだを描いているけれど、レッドベターは素体全体を空にでも見立てたみたいに、お馴染のキャラ、フライングピッグを頭や胸や背中や腕のあちこちに何匹も飛ばして見せた。
変わってて、いいね。
もうひとつは原型もアーティストのオリジナルっていう作品。
店主、いろんなデザイナーズトイを見てきました、買ってもきました、人一倍。
でも絵と瓜二つだとか、うまく立体化したねって感心しても、オオッーと思うことはなかった、レッドベターに会うまでは。
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直線と曲線、平面と球とのせめぎ合い、大胆な造型美。
上の写真、ファイヤーキャットの後ろ姿を見てよ。
バッサリ切り落とされた背中はどうなってしまったのかって、気になるのは店主だけかなぁ。
お皿の上に真っ二つに切られたリンゴが半分だけあったりしたら、あとの半分、だれが食べたんだろうって気になりません?
つまりこのファイヤーキャット、見えてる部分だけじゃなく、見えない個所(腕の先も)にもレッドベターの創意を感じないではいられない、店主にとってはまことに不思議なオブジェモチャなわけです。
耳は尖った缶切りのようで、実際に危険極まりなく、完全にこどものオモチャじゃなくなってるところが、また良いんだなぁ。
危ないから触らないで、なんていわなきゃならないネコのお人形なんて、ほかにないよ。
大晦日の記事でも紹介したミスター・バニー(左下の写真)にいたっては、もっとバッサリ鋭利で、護身用にもなりそうな気配だ。
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レッドベターの考えなのかメーカーの計算なのか分からないけれど、彼の作品は200とか400という少数限定版ばかりで、なかなか行き渡らなかった。
猛毒沼のクマさん(右上の写真)もそう、こんなに買うのが難しいTOY2R製品も少ない。
から、いままでよりも多めに限定生産されるティーター君の新作のこと、忘れないでといいたいわけね。
色も形も、全編、レッドベター節。
いっしょにハマりませんか!

この記事で紹介のレッドベターもの、少数ですが在庫あります。けっしてお安くありません。興味おありの方は留之助ホームページからお入りいただき、“Contact Us お問い合わせ”ボタンからメールください。店長が対応させていただきます。


by tomenosuke_2006 | 2007-01-15 22:43
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