OBEY DUNNY PANICK!
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日本でウチしか入れないような、つまり日本のマーケットではまだ商売にならないと過小評価されているタイプのデザイナーズトイが、ちゃんと売れたりするとうれしくってしょうがない。
エイリアンから一気に未知との遭遇になったような気分、分かるかなぁ、エイリアンのキャッチフレーズ“In space no one can hear you screem”(宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない)から未知との遭遇の“We are not alone”(宇宙にいるのはわれわれだけではない)だということが分かり、ホッとするんだよ。
最近ではマッドヴィレインがそうだったね。
早いもん順に、3000個限定のグリーン版12個に対して1000個限定のグレー版が6個注文できるっていう仕組み。
早いのが取り柄の店主だから、でもこんなに仕入れちゃって売れるかなぁ、なんて心配しながら最低ロットの12個と6個を入れたわけ。
気がチッセーなんていわないでよね、12個入れたのに2個しか売れないなんてのがいろいろあって、ストックルームがとんでもないことになってんだから。
で、そんなマッドヴィレインと同じような気持ちで入れた新作8インチ・ダニーの
Obey Giant
(オベイ・ジャイアント)がとりあえず6個、コジックの新ミニ・スモーキンラビットLil Gimp 5 Pack(リリ・ギンプ・ボンデージ5ヶ入り)と同梱で2月8日に入荷する。
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しっかし驚いたね、2月1日、キッドロボットのオンライン・ショップでオベイが発売されると、半日もたたないうちにソールドアウト、すぐさまオベイ・・・じゃなくてebayに出品するのがあらわれた。
店主、こんなのはじめて見たよ。
限定1989個、ふつう1週間ぐらいは持つから。
オベイ人気がハンパじゃないこと、いまさらながらに知りました。
そこでちょこっと、オベイのおさらいね。
いちばん上の絵、白黒のけっこうインパクトな顔のトレードマークに見覚えありませんか。
ジャイアント馬場やアントニオ猪木が活躍していたころのプロレス・ファンなら誰もが知ってる、人間山脈の異名を持つ敵役アンドレ・ザ・ジャイアント。
イラストレーターであり、グラフィックデザイン・チーム Black Marketのリーダーであり、ファッションデザイナーであり、ポップカルチャー誌SWINDLE(スウィンドル)の共同編集者もしているShepard Faire(シェパード・フェアレイ)の創作だ。
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シェパードが展開しているObey(オベイ=従えの意味)と名付けたストリートアート・プロジェクトのシンボルみたいなもの、けれどキャラ名ではなくって、シェパードのニックネームのようでもあり、プロパガンダでもある、と。
世界中のクリエイターやアーティストから絶大なる支持を得ているシェパード。
彼の作品のモチーフに選ばれることを願うセレブも多く、もはやカリスマ的な存在なのだ、スゴイね。
今回の新ダニー、オベイ・ジャイアントが爆発的に売れたのは、ダニー・ファンだけでなく、オベイというかシェパードというべきか、とにかくこの希代のアーティストの熱烈な信奉者がキッドロボットへ押し寄せたからだろうね。
もちろんそこらへんは抜かりなく、あと6個、ジョー・レッドベターのピンク・ティーターといっしょに1週間遅れで入荷予定、マッドヴィレインのようにいくとうれしいね、We are not alone。
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じつはオベイ・ジャイアントよりもレアな世界500個限定の8インチ・ドッグ・キューイーのOBEY Stealth Bomber(オベイ・スティルス・ボムバー)もウチにいます、1匹だけですが、He is very alone。



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by tomenosuke_2006 | 2007-02-03 23:31
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