以前、1960年代の亜鉛合金製テッポモチャヒューブレー・45オートのこと紹介したと思うけど、好きで集めてる割には引き合いがないのがちょっとさびしい。
ま、どっちかっていうと留之助はそんなオモチャばっかりなんだけどね。 ストイックな造りのP38アンクルタイプやブラスターで遊ぶのも楽しいけれど、ちょっと小ぶりで創作の入ったヒューブレーをたまに握るといい気分転換になる。 適度な重量感、ヒヤッとくる鉄の感触がてっとも心地いいし。 で、きょうはそんなヤツの兄貴分(下の写真)についてのお話である。 材質は45オートと同じ亜鉛合金の本体にプラのグリップ、の赤いのがかわいいでしょ。 百連発の巻火薬(キャップ)を入れる弾倉がトリガー回りといっしょにストンと下に出てくる工夫(左上の赤丸の写真)が、分かる人には分かるヒューブレーらしさなんだな。 簡単にSF銃といったけれど、もとをたどると大むかし、1930年代にフィリップ・ノーランの原作小説を漫画家ディック・コーキングが新聞連載したバック・ロジャースに行き着く。 弾丸の格納部分がない不思議なかたちの銃、通称レイ・ガン(光線銃)。 それをお手本に、厚めの金属板をモナカプレスした黒色仕上げのものが1934年に、その3年後にひと回り大きな金色仕上げの豪華版が、漫画と同じバック・ロジャースのロゴ入りで発売されたのだ。 引金を引くとZAPP(ザップ)と音がするところからザップ・ガンとあだ名され、いつの間にかSF銃はナンでもカンでもザップ・ガンと呼ばれるようになった、時代があった。 アトミック・ディシントゥグレイターという名前、けっこうハッタリが効いてるけれど、これはきっとレイでもザップでもない、世界で最初のSFキャップガンなんだと、そういうヒューブレーの主張みたいなものが感じられてほほえましい。 と、ここまで書いて大事なこと思い出したよ。 こんなことしてる場合じゃない。 バック・ロジャースとよく似たスぺ・オペの、アレックス・レイモンドが創作したSF漫画で1936、1938、1940年と3度も映画化さたフラッシュ・ゴードン。 SWのジョージ・ルーカスが影響を受けたというその古典SF映画のDVD版が発売になるとかで、去年の春だったっけ、ライナーノート頼まれて書いたんだけど、約束の商品、まだもらってなかったじゃんかぁ、催促のメール出さなきゃね。 じゃぁ。
by tomenosuke_2006
| 2007-02-19 00:27
| ムカシモチャ
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