
2006年に開催された第1回モスクワ現代美術ビエンナーレで、ロシア人アーティストAnton Ginzburg(アントン・ギンツバーグ)のユニークな彫刻が注目を集めた。
かたちはタコ似だけれど、ドッペルゲンガー(精霊)をイメージしたとか。
同じものをトーテムポールのように積み重ねて、その名もトーテム・ドッペルゲンガー。
きょとんとしたまなざし、ひょうひょうとして間抜けな風貌、現代をせわしなく生きる人に彼らの姿は見えないけれど、ドッペルはいつも近くにいてこっちを見ている、とか。
そんな奇っ怪なギンツバーグ作品にキッドロボットが目をつけ、オリジナルそっくりに商品化したのが上の写真。
玩具みたいな芸術みたいな、これぞ本物(?)のオブジェモチャの登場か、4月5日にリリースが決定した。
なんでもキッドロボットが持ってる特許を使ったから、このタコ、じゃなかった、ドッペルはいくつでも、いろんな角度で積み重ねることができるらしい。
とりあえず商品版は3個ひと組みで発売されるけれど、もっと高くして遊びたい人はいっぱい買いなさい。
ところで下にギンツバーグの最近の作品を掲載した。
女性の顔をキャンバスに悲しみを描いたSORROW、次がPOP、いちばん下は石油に関するオブジェPETROLIANA。

