海王星計画、始動す。
オモチャには分かりやすいのと、そうでないのがある。
まぁ、ここで採り上げるやつのほとんどは後者のクチだね。
分かりにくいから、理解者も少ないから、売れにくいから・・・留之助、みたいな。
留之助でしか扱ってない新作オブジェモチャって、いまじゃけっこうな数(在庫)になったよ、胸張っていうけど。
よそのお店で気軽に買えるのをウチでやったって、新興だもの、勝負にならない。
っていうより、大多数に指示されてるみたいなものに、店主、あまり興味ないんだよね、いまさら。
だからこういうラインナップになる、12個仕入れて8個売れ残る、みたいな。
メインストリームよりは場末、真っ当よりは出来損ない、生徒会長よりは落ちこぼれと遊んだ方が、けっこう意表突かれて面白いよ、昔からそうしてきた。
そんなノリで日夜、商品仕入れに励んでいるのです。
前置きが長くなっちゃったね、で、これどー思います?
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けっこう、分かりやすいんじゃありませんかぁ、じつにアニメ・キャラ的。
やっと契約に漕ぎ着けたメーカーさんSuper Rad Toysのニンギョー・プロジェクトよりは、MEDICOMのVCDディズニー・キャラ(下呂市の倉庫に山ほど在庫あり)に近いよね。
なのに日本の同業者さん、なかなか入れようとしないから留之助でなんとかしてみようかなーって。
ご紹介しましょう、Moon Toad ProductionsからリリースされたProject Neptoon(プロジェクト・ネプチューン=海王星計画)の6人の仲間たち。
ネプチューン(海王星)は正確にはNeptuneと書くんだけれど、マンガのCartoonにひっかけてLooney Tunes(ルーニー・テューンズ)みたいにNeptoonにしましたと、だからスペル間違ってません。
プロジェクト・ネプチューンのクリエイターはSam Fout(サム・フォート)、30代のアニメーターで、ディズニー・スタジオやカートゥーン・ネットワークの仕事したり、オハイオ州立大でファインアートの講師として教壇にも立っている。
地球滅亡後の26世紀、人間化した動物たちが地球に代わる海王星を争奪しあう物語がプロジェクト・ネプチューン。
彼ら動物には武力によって世界を治めようとして絶滅した人間の業を模倣する習性があるんだとか、アイロニーたっぷりの物語は2005年秋に企画され、すでにサムの絵でコミック化、あとは映画化を待つばかり。
2006年のSDCCではじめて主要キャラ6体の立体プロトが公開され話題になり、最近、それをもとに商品化された。
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素材はソフビ、サイズは上の3人が5 inch(約13センチ)、下の3人が7 inch(約18センチ)、それぞれ初回生産500個、まだまだマイナーだから。
キャラ名はっていうと、左上から右へチームアメリカのパイロット、キャプテン・ジャック・マドックス、その仲間のキャデット・スライド・オルソン、元秘密諜報員のナンバー・ワン。
左下から右へ、ちょっと異常な共和国リーダーのメイジャー・リッパー、共和国の軍人でありリッパーの忠実なるしもべナンバー・スリー、二重スパイのスペシャル・エージェント・カクジィ。
きっと上と下は敵対するんだろうな、で、右下のカクジィは上の仲間だったけれど何か弱みを握られてムリヤリ二重スパイにさせられたとか、面白そうな話じゃございませんか。
プロジェクト・ネプチューンは4月はじめに入荷予定、6個セットとバラ売りの両方を検討中だよ、お忘れなく。



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by tomenosuke_2006 | 2007-03-26 00:09
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