ディスカッション・ボード・メンバー・オンリーって?
去年の夏、 SDCCが開催されたときにはじめて実施されたのがディスカッション・ボード・メンバー・オンリーっていう販売方法。
ストリートアーティストDeph(デフ)作の8インチ・ダニー BIG MOUTHのブルー版がSDCCエクスクルーシブとして会場のみで350個限定発売されたんだけれど、同じときSDCCに出かけられないダニーファンの中でもキッドロボットが主催する掲示板ディスカッション・ボードに登録しているとくに濃いファン向けに、BIG MOUTHの別製グリーン版が350個だけ抽選で販売された。
それをディスカッション・ボード・メンバー・オンリーっていうんだね。
で、困ったことにオンラインやショップで直販されないこの手のダニーって、とんでもないプレミアがついてしまうってこと。
しかも日増しに値上がっていく。
お店のためにダニーは欠かさず在庫してたいから、店主、ずいぶんな投資しました。
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で、4月12日に出たばかりのディスカッション・ボード・メンバー・オンリーの8インチ・ダニー第2弾が上の写真なんだけどね。
もはやコレクターの間で奪い合い状態のNY在住日本人アーティストKenzo Minamiの作品だ、素晴らし過ぎる。
曼陀羅のように神秘的でありながらハイパーモダンな風合い、ギヤボックスを解体して取り出したいろんなパーツをカレイドスコープの筒に入れて覗いたような表情、そのパーツに付着した機械油が光を浴びて反射したときの七色、見れば見るほどクラクラきちゃうよ。
即興ではなく計算と推敲の賜物、感情とはほど遠いところにある冷静さと知力。
いろんなダニーに会ったけれど、こんなに頭の良さそうな子は初めてだ。
ミストのダニーが発売直前だというのに、店主、このKenzo Minami版を数あるダニーの中でも頂上にいちばん近いところにいる傑作だと、もう少しで声に出して言うところでした。
去年のデフ版と同じく限定350個がディスカッション・ボード・メンバーに1個50ドルで抽選販売され、とりあえず店主はそのうちの2個を幸運なメンバー(だけどお金の方がもっと嬉しいという人)ふたりから譲り受けた。
値段は口に出すのもはばかれるプレミア価格、好きだからいいじゃんである。

ところで店主、恥ずかしながらKenzo Minamiのことをほとんど知らなかった、まだまだ勉強が足りないね。
あしたそこらへんのこと、箇条書きしときたいと思う。
by tomenosuke_2006 | 2007-04-18 23:37
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