オブジェモチャ界のクリストファー・リー。
オブジェモチャ界のクリストファー・リー。_a0077842_2032781.jpg
クリストファー・リーと聞けば、店主はイギリス・ハマー映画のフランケンシュタイン・モンスターやドラキュラ伯爵役の名優を思い出す。
『007 黄金銃を持つ男』のスカラマンガも忘れられない。
きっと若い君には『ロード・オブ・ザ・リング』のサルマンや『スター・ウォーズ /エピソード2&3』のドゥークー伯爵だよね。
1922年生まれというからもはや85才、老いてますます威厳が増して、かつ長身だからよけいに迫力があり、現役の俳優で彼以上のヴィランを演じられる人はいないだろう。
が、きょうの話題は当年23才のアーティスト、Christopher Lee(クリストファー・リー)、ヴィラン役者と同姓同名のまだ25才の男の子だ。
サクラメントの州立大学の学生しながら地元大手のデザイン会社でグラフィックの仕事をしたり、イラストレーターとしても頭角を現わし、グラフィック・デザインの学位をとって卒業すると早々に独立、あのジリキスのWheaty Wheat Studiosに見初められることに。
留之助商店がウィーティ・ウィート・スタジオと契約できたことの何が誇らしいかっていうと、ここはジョー・レッドベターやアンドリュー・ベルたちがまだ新人イラストレーターのころ、彼らの才能にいち早く着目して立体オブジェモチャを創作するチャンスを与えたほどの、つまり先見の明にいちばん富んでる会社だから。
キッドロボットのような派手さはないし、とっても寡作だけれど、プロデュースする作品には“確か”な存在感があり、たかがオモチャだけれどチャラチャラ感が一切ない。
クリストファー・リーはそんなウィーティ・ウィート・スタジオが選び育てることになった第3の新人なのだった。
オブジェモチャ界のクリストファー・リー。_a0077842_10253974.jpg
で、そのクリスの今回オブジェモチャ化されるのが、上の3点のプロトタイプの中のいちばん大きなヤツ、オバQのような、肥満のペンギンのような、風船のようなキャラクターのMELLOW(メロー)なんだよ。
カラーバリアントは4種類、ただし留之助に入るのはそのうちの1点、レギュラーといわれているオレンジ版で、あとはそれぞれショップ限定用に作られる。
高さ8inch(20センチ)はダニーと同寸、カップゼリー(ダミ)のオマケがついて世界660個限定、5月末か6月のはじめには入荷の予定だよ。
オブジェモチャ界のクリストファー・リー。_a0077842_10563237.jpg
ところでMELLOWという言葉には“柔らかで美しい”とか“滑らか”とか“お酒を呑んでいい気分”とか“ほろ酔い機嫌”みたいな意味があるけれど、もうひとつ“円熟して穏健で落ち着いているさま”のこともメローっていう。
名優クリストファー・リーも、だからとってもメローな役者さんなんだよね、あえてオチつけるなら。
クリスのメローなイラスト作品も、あわせてご覧ください。



オブジェモチャ界のクリストファー・リー。_a0077842_11182745.jpg
オブジェモチャ界のクリストファー・リー。_a0077842_11184041.jpg
オブジェモチャ界のクリストファー・リー。_a0077842_11185496.jpg
オブジェモチャ界のクリストファー・リー。_a0077842_1119767.jpg
オブジェモチャ界のクリストファー・リー。_a0077842_11192266.jpg

by tomenosuke_2006 | 2007-05-06 11:24
<< 結論は先送りにして出かけます。 スケット・ワンのいちばん新しい... >>