クトゥルフ君はこうやって遊びます。
1ヵ月チョイまえ、イタリア滞在中の記事でクトゥルフ君を紹介したとき、「この海の怪物の物語については後日解説するつもりだから」って書いたこと思い出した。
んで、さわり程度に。
クトゥルフっていうのは、コズミック・ホラー作家ラヴクラフト(1890年〜1937年)の小説をもとにした架空の神話に登場する怪物で、クトゥルーとか、ク・リトル・リトルとか、クルウルウとも呼ばれてる。
太古の地球を支配していた異形のものども(旧支配者)が現代に蘇るという神話の中のリーダー的存在、タコやイカなどの軟体動物を合体・巨大化させたようなヤツなのだ。
一説によるとラヴクラフトは海が苦手で、とくに魚介類に対しては病的な恐怖を抱いてたらしく、蛸や魚類をモチーフにしたクトゥルフ(下の絵)はまさしくラヴクラフトの考え得る最大級の恐怖なのだった。
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どう、店主は1作目でメゲちゃって、あとはもう知らないけれど、この絵に似た顔つきの海賊がパイレーツ・オブ・カリビアンに出てきたんじゃないの、予告編でみたような。
けれど、留之助に入荷した夏キャラのクトゥルフ君は、パイレーツ・オブ・カリビアンのアレよりとっても爽やか、本家ラヴクラフトもこれなら安心の漫画風だ。
なんたってデザイナーがコミック・アーティストのJohn Kovalic(ジョン・コヴァリック)、どうあがいても怖い絵なんて描けない人だもの。
ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ローリング・ストーンズなどでドーク(間抜け)をテーマに4コマ漫画のDORK TOWER(ドークタワー)を描いて一躍有名になったジョン。
USA TODAYは彼の作品を大人のためのチャーリー・ブラウンと称賛した。
そんなドークタワーにちょくちょく登場してドークな人間どもを食べちゃうのがクトゥルフ君で、この度、めでたく8インチ・フィギュア化されてDreamland Toyworks(ドリームランド・トイワークス)から500個だけ発売された次第。
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あんまり大きな声じゃ言えないけれど、“ドーク=DORK”って、“バカ”とか“間抜け”のほかに、“オチンチン”って意味があってね、クトゥルフ君に付属の2つのMy Little Victims(マイリトル・ヴィクテム=犠牲者)や別売りの6人衆みてると、なんか連想しちゃうよね、カタチといい、サイズといい、遠いむかしの幼少時代。
で、クトゥルフ君の正しい遊び方である。
犠牲者たちの胴回りが、じつにクトゥルフ君のロボット風の手にぴったりフィットするサイズで作られていて、わしづかみゴッコができる仕組みのだ、からって、どーってことないか。
入荷新着情報で発売中。
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by tomenosuke_2006 | 2007-06-16 18:49
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