ボブ・ダブのとっちゃん坊やな悪魔です。
Bob Dob(ボブ・ダブ)の絵をはじめて見たのはGallery 1988から送られてきたi am 8-bitのニュースレターだったかな、LAPD(ロサンゼルス警察)のプレート首から下げたマリオとルイージーのマグショット、いわゆる逮捕写真をイメージした水彩画だった。
逮捕された人なら分かるはず、あの写真撮られるときって、けっこうトホホな気分、写真写りを考えるゆとりなんてない(と思う)、店主、詳しくないから軽々しいこといえないけれど、マリオとルイージーってふだんはもっと明るいヤツなんでしょ?
それがとっても頼りなげで、写真撮られたときのふたりの心情が伝わってくるようで、笑えた。
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そんな皮肉に満ちたボブ・ダブの絵に、あるときは主役として、またあるときは脇役で登場するのがLuey(ルイ)っていうハンプティ・ダンプティ似のチビキャラ、店主はとっちゃん坊やと呼んでます。
が、今度、STRANGEcoで立体化されることがきまり、うまくいけばボブ・ダブはじめてのオブジェモチャをSDCCでゲットできそう。
下の写真はそのプロトタイプ全3バージョンで、高さ約14センチ。
飲んだくれて(上ふたつ)、吸いまくって(左下)、最後には暴れまくる(右下)二頭身の悪魔です。
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話のついでに店主の書棚にあった本、犯罪を引き起こしたハリウッド・セレブたちのマグショットとその罪状を紹介した、題して『ハリウッド犯罪調書 マグショット』のことでも。
逮捕されて混乱し情けなげな素顔をさらすセレブたちのトホホを楽しむ本だと思って買ったんだけれど、そういう意味では裏切られた感の内容だったんだよ。
っていうか、本物のセレブは、どこへ行ってもセレブなんだと。
たとえば表紙を飾る1970年代のジェーン・フォンダ、反戦活動家としても有名だった彼女の抗議の表情とでもいえる堂々たる美貌がいいよね。
それに引きかえマリオとルイージーよ、お前らまだセレブじゃないね。
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by tomenosuke_2006 | 2007-06-21 19:17
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