古き友より冊子小包。
損得抜きで、単に「大好き」という理由からひとつの事柄に拘(こだわ)り、他の娯楽費や遊興費や、あるときは食費さえ切り詰めて大好きに関するモノや情報を収集し、独自の見地(独断と偏見ともいう)で追求・研究・分析したり、ウンチクする。
じつに個人的な拘りにも関わらず、あまりに度を過ぎたその様子にシンパを呼び、いつの間にかカルトな存在へと変貌する“超”オタクな人々。
そんな人たちとの交流を、いまはなきオモチャ雑誌COOL TOYSに連載したっけ。
たとえばつい最近、7月8日の記事で紹介したブレランのに〜ぜきさんがそのひとりなら、奈良の開業医の松岡秀治さんもカルトな友人のひとり、件の連載に登場したのだった。
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↑はCOOL TOYS 1999年3月31日発売号のページです。


かつてゴールデンタイムに幅を利かせていた海外TVドラマが、新作・傑作の如何を問わず深夜枠へと追いやられることになった1970年代、つまり松岡さんの少年から青春時代の番組は言うに及ばず、誰も聞いたことのないようなマイナーな最新作まで、恐ろしいことに、とにかくぜんぶ知りつくしている。
で、その膨大な知識をBJ PRESSという自費出版同人誌にまとめだしたのが1996年で、以来15冊、コンスタントに号を重ねてきたけれど、2002年ごろから音沙汰なし。
が、つい最近、奈良から突然の冊子小包が届き、中からBJ PRESSの最新17号が顔を出したのだ。
知ってます? アメリカのTVドラマ『スリープウォーカー』や『狼女の香り』って。
つまり相変わらずマイナーな作品に注がれる偏愛は健在で、半端な知識では言い表せない様々な考察は松岡さん“奈良では”、心底圧倒されたのだった。
こういう勉強熱心な人だもの、きっと優秀なドクターなんでしょうね。
ところで松岡さんは何科がご専門でしたっけ、いまでも『ER』のロス先生のおつもりなんですか?、それとも『ロスト』のジャック?
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BJ PRESSは最新号とバックナンバーの一部が購入可能。
問い合わせ先は、KFE00345@nifty.ne.jp


by tomenosuke_2006 | 2007-07-16 23:45 | TV・映画・ビデオ
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