奏でるオブジェモチャだよ。
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雰囲気が作者のMarka 27(本名Victor Marka)にどことなく似ているオブジェモチャというだけでなく、高品位デスクトップ・スピーカーとしても活用度“大”なのが、このミニゴッドである。
7月のSDCCでマーカがiPodにつないだミニゴッドを抱え、デモンストレーションのつもりだと思うけれど、会場をウロウロする姿はじつに印象的だった。
メキシコ系アメリカ人のマーカはグラフィティ・アーティスト出身。
グラフィック・デザイナーとして生計を立てながら、去年4月、ミニゴッドのアイディアを実現すべく行動を開始した(メーキング・オブ・ミニゴッドについては下の追加ページを参照)。
デザインのルーツはアステカやマヤ族、ちょっと新しいところではマサイ族など、エキゾチックな世界の戦士たち。
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大小10個のむき出しのスピーカー(9個はダミ)は戦士の衣裳を彩る文様のようでもあり。
マーカいわく、お金さえ払えば素敵なアート・トイは手に入るけれど、それがワンオフじゃない限り、別の誰かも同じものを持っていることになる。
そんなのがイヤな人、自分だけの特別な何かを求める人には、このミニゴッドはうってつけなんだ。
なぜなら、これでまったく同じ音楽を聴く人なんていないだろうから。
ミニゴッドはひとつひとつ異なる音を持つ、他に類を見ないトイなんだ。
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留之助に入るのはコレクターズ・エディションといわれているゴールド版(80個限定)とレギュラー・エディションのグリーン版(300個限定)のそれぞれ4個ずつ、のうちのゴールド1個は店主がノートブックにつないで使うことに決めている。
3年前に発売されたホンコンのJason Siuデザインのユニークなオブジェモチャ、サウンド・スピーカー・シリーズを思い出す人がいるかも。
中でも高音質だといわれたN-3Bと同じくらいいい音だよ、このチビ神様は。




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↑ ミニゴッドのコンセプト完成、2006年5月3日。


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↑ コンセプト・スケッチを元に描かれたワイヤーフレーム・モデル、2006年5月17日。


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↑ 3DCG、2006年5月31日。


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↑ 業界屈指のモチャ彫刻集団Near Point Toysが立体化に着手、2006年7月1日。


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↑ 2006年7月26日、完成したばかりのプロトタイプを手にするマーカ。
この日から商品化されるまでに丸1年かかったのだった。


by tomenosuke_2006 | 2007-08-31 21:13
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