ダニー・イン・ザ・サウナ。
9月になったというのに、きょうの飛騨地方の暑さといったらハンパじゃなかったね。
1週間ぶりに下呂温泉の別荘に寄り、仕事場のドアを開けると、なんと中はサウナのよう。
夏のあいだ、ドライ設定で連続運転させてたはずのエアコンが止まってたんだよ。
建物の中も外も、ちゃんと世話してくれる人がいるから、いつも掃除したてのキレイさなんだけれど、空調のオン・オフはなんとなく店主の役割。
きっとスイッチ入れ忘れて高山へ帰ったんだろうね、だからまるっと1週間、このまえ寄ったときからずっと中は異常気象だったと。
仕事場の大半はいまでは大事なワンオフ・オブジェモチャのストックルームと化し、見ればひとり、20インチのダニーがなんかヘン。
ただでさえ首のない寸詰まりの体形なのに、胴体が顔にのめり込んだみたいで、あるいは下アゴが胴体にデレッと垂れ下がったようで、とにかくモンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔のしまりのない怪物を思い出してしまった。
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じつは20年まえに公開されたこのショーモナイ映画とは、さらにさかのぼること2年まえからの付き合いだった。
スペシャル・メークアップ・アーティストのリック・ベイカーに長年師事し、当時、店主のアパートのすぐ近くに住んでいたからよけいに親しくなったケビン・ブレナンの、これは独立記念作で、何度か仕事場や撮影現場に遊びに寄ったりしたのだよ。
アゴが外れたんじゃないかと思わせるしまりのない風貌には意味があり、押し入れモンスターは男色モンスター、美味しそうな男を見るとデレッデレッとなっちゃう、その心の機微を下アゴに表現したのである?
それより、ダニー・イン・ザ・サウナだった。
NYのYoyamartの専属アーティストで、2004年に開催された最初のダニーのリリース・パーティではトリスタン・イートンやダレクとともにワンオフ20インチ・ダニーを発表したJD Boujnah(JD・ボージャナ)の、そのときの、そのものズバリが、日ごろの暑さでフニャフニャになっっちゃって、つまり押し入れモンスター状態、一瞬、焦った。
というわけで今夜は下呂市にとどまり、へこんだダニーの首の付け根の矯正治療をしたのでした。

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矯正治療中のボージャナ・ダニー。
こんなふうにS管で頭を吊り下げ、へこんだソフビの首の付け根を戻しました。

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ボージャナがパッケージをデザインしたチョコレート。
ほかにもゲイリー・ベースマンやティム・ビスカップのチョコなどYoyamartで販売中。


by tomenosuke_2006 | 2007-09-04 23:43 | TV・映画・ビデオ
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