1年目のちょっとした路線変更。
380円のお饅頭を入場料代わりに買ってもらうというやり方、ためしに廃止してほぼ1ヵ月がたつ。
もともとこの手法は入場者をフィルターにかけるための苦肉の策、飛騨高山は観光地だからね、タダだったりしてみなさい、いろんな人が(朝市や三之町通りのように)押し寄せたら店長だけでは対応しきれないでしょ。
なら率直に入場料制にすればいいのに、380円で小売り400円相当のお饅頭をつけるあたり、店主の気の小さな性格が出ていた。
で、1年やってみて、いろいろ判明したわけ。
1.留之助商店に一歩足を踏み入れた人たちは、全員が楽しんで帰っていく。
2.フリーのお客さんのほとんどは380円のお饅頭もらって、なんか買い物したような気がしちゃうんだろうね、あとは何も買ってくれない。
3.若い観光客のみなさんは、○○記念館や○○美術館なんかより入場料安いくせにずっと面白いといってくれる。
4.あそこのミュージアム・ショップなんかより断然いいといってくれる。
そこでこんな看板を入り口に掲げました。
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まえの「入場料代わりに饅頭買え」みたいな看板より分かりやすくってお客さんが“楽”、店長も仕組みを説明しなくていいから“楽”、しかもマルマル売上げになって店主の資金繰りも“楽”と、三拍子そろい、以後これでいくことに決定。
入りやすくなったのかなぁ、お客さんがいっそう増えて、しかも手ぶらで帰っていく人が少なくなった。
いわくを知らなくっても、お手頃&かわいいっていう理由でミニフィギュアがけっこう売れるんだよね、例のお饅頭を入場料500円払った上に400円で買う人も。
さらに効いてるのが、新しく作ったこの大看板。
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なりふりかまわずな空気、感じます?
そんなつもり、ないわけじゃないですが。
いやね、マスコミでいろいろ紹介されて留之助の知名度もけっこう向上したんだけれど、どうしても話題の中心は映画の本物プロップ。
それ見たさで訪ねてくれる人が多く、いままでの店構えじゃ分かりにくいからっていう理由でこんなの張り出したわけ。
にしても「ハリウッドSFX映画」っていう黄色の大きな文字、店主的にはセンチメンタルな響きさえ感じるはるか昔の言葉ではあります。
by tomenosuke_2006 | 2007-09-29 10:19 | 留之助商店計画
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