繊維の毛羽(けば)をフロックというけれど、その毛羽を何か別のものの表面に植毛する技術をフロック加工とか、フロッキー加工、電気植毛と呼んでいる。
たとえばソフビでよく見かけるフロック加工ものは、ソフビ表面に接着剤が塗布され、静電気を帯電させて0.5〜2mmぐらいの長さのナイロンの毛羽を吸引、垂直状態に接着させて作られる。
ヌイグルミとはひと味ちがう、あの気持ちのいい独特の手触りは毛羽がツンと立ってるからなんだね。
CRITTERBOXプレゼンツ、
ゲイリー・ベースマンデザインのホット・チャチャチャ第4弾は、フロック加工されたブラック版。
いつもの小悪魔が吸血鬼かコウモリの親戚に見えてくるハロウィーン向けで、500個の限定生産になる。
黄色の鼻に青い唇と胸、紫のキバが黒のケモケモにマッチして、いまにも「Trick or treat(トリック・オア・トリート)お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ」ってしゃべりだしそうな気配。
私見だけれど、店主としてはこれまででいちばん好きである。