きょうはそれどころじゃなかった。
ここでは留之助商店の商いにあまり関係のない話はしないつもりでいるんだけれどね、ついAPPLEの新発明を見たり、聞いたり、触ったりすると、とっておきのオブジェモチャを発見したような気になって、つい口出したくなっちゃう。
きのうのうちに届いていながら、諸般の事情で開封するのがきょうになってしまったAPPLE STOREからの小包、中身はもちろんiPod touch
すべての用事をキャンセルし、携帯も切って、ひとり下呂市の別荘の仕事場にこもり、タップ、ダブルタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト。
・・・これすべてiPod touchのインターフェースを操作するときの指の動かし方のことで、ドラッグ以外の用語は初耳、とっても新鮮なリンゴらしいよね。
さっそく日常会話への応用を試みたいと思った。
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さて、7月にLAへ行ったときにiPhoneをチェックしてたから、ディスプレーに直接触れて操作する夢のような感触は体験済みだった。
なんたってATMのタッチパネルぐらいしか頭になかった店主は、指の動きにキビキビと追従するドラッグやフリック(スクロールみたいなもの)、画像を2本の指で拡大・縮小するピンチアウトやピンチインの素早さ、カッコよさに酔いしれたものだ。
手のひらのマイノリティ・リポート、そんな感じだった。
iPod touchもまさしくiPhoneと同じ要領で遊べるハイテクモチャ。
Mac OS XベースのOSに高精度な3.5インチのマルチタッチディスプレーを備えているから、音楽やビデオや画像もいままでのiPod以上に楽しめれる。
それより何よりWi-Fi機能を搭載してるからオープンネットワーク経由でインターネットにつながっちゃうのだ、これが店主をいちばん泣かせてくれたとこ。
ホーム画面のウェブブラウザーSafariのアイコンをタップして起動、せっせとブックマークを登録しましたよ。
ついでにMac本体に入れてあるスケジューラーiCalを同期させ、世界時計もNY、LA、パリぐらいは登録しておいて、最後はYouTubeをタップでしょう。
パソコンのモニターで眺めるには画質にやや不満の残るYouTubeも、iPod Touchの3.5インチ画面だと文句なしに美しい。
で、“おすすめ”ボタンをタップするときょうのおすすめムービーがリストされ、うれしいじゃございませんか、The Vinyl Frontierっていうタイトルの、当店で発売中のDVDトイズ・アー・アス:プラスチック革命のパート2の予告編がリストされている。
とにかくカッコイイから観てちょうだい、iPod touchにぴったりのクールな音と映像、オブジェモチャって最先端のホビーなんだなって、実感できるから。
と、当店の取り扱い商品に結びつけて、めでたく話をまとめたつもり、だけど、iPod touchのこともまとめておきたい。
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1.ハードディスクが16GBというのは小さいように思えるが、家庭用、仕事場用、車載用、たまに乗る長距離電車用と、歴代iPodの山を使い分けている店主としては、別段気にならない容量である。
2.iTunes Storeから直接楽曲が購入でき、そのファイルをMacのiTunesライブラリーに加えられるというAPPLEご自慢の便利な機能は、とりあえず店主の生活にはあまり重要ではない。
3.それよりウェッブに直結した世界最初の誰にでも(店主にでさえ)簡単に使えるPDAという点に注目している。
4.当初、ソフトウェアキーボードを縦画面で使うと表示範囲が狭くて狙ったキーをタップするのが難しかったが、“やさしくタッチ”のコツがつかめて、いまはストレスフリーである。
5.iPod touchの“タッチ”とは、これまでのタッチパネルやディスプレーの“触れる”という意味ではなく、もっとその先にあるもの、触れて操作してはじめて体感しうるタッチのもうひとつの意味、すなわち“感触”を表しているのだと痛感した。

とまぁ、こんなところです。
by tomenosuke_2006 | 2007-10-05 23:59
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