ジム・ヘンソンの遺言、もしくは置き土産。
1990年5月16日、ジム・ヘンソンはニューヨークの病院で亡くなった。
感染症に倒れて緊急入院した直後、それほど苦しむこともなくこの世を去ったという。
葬儀では個人の意志により喪服の着用はなく、マーチングバンドが盛大に『聖者が街にやってくる』を演奏、何百というマペットたちも参列して、それはそれはカラフルな追悼式となった。
既報のMINDstyle製ダーククリスタルのフィギュアだけでなく、いまも生き続けるジムが生んだキャラクターやすべてのコンセプトは、彼の精神を受け継ぐジム・ヘンソン・カンパニーが監修している、ウォルト・ディズニー亡きあとのディズニー・スタジオのようにね。
そのジム・ヘンソン・カンパニーが、ジムの残した幻のキャラクター・デザインをMINDstyleに提供して作らせたのがCITY CRITTERS(シティ・クリッターズ)、都市に住む不思議な8匹の生き物たちだ。
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TVショーや映画よりも早く、まずオモチャが先行するあたり、他の便乗商法とは異なるデビューのしかたで興味をそそられる。
どちらかというとセサミストリート系、でもよくあるヌイグルミや大きなソフビではなくって硬質ビニール製のミニサイズ(約10〜13センチ)、角張った部分もあり、いちがいにオコチャマ向けとは思えない。
ジム・ヘンソンはこのクリッターたちをどんなストーリーの中で動かそうとしたんだろう。
入荷は11月、ブラインドボックスでの提供になりそうだけれど、1ケース(32個入り?)にそれぞれのキャラが均等に箱詰めされるらしいから、コンプリートもそんなに大変じゃなさそうだね。
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by tomenosuke_2006 | 2007-10-09 21:05 | MINDstyle 新製品情報
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