2007年度ベスト・コーヒーテーブル・ブック。
おかげさまで留之助書店、大入りです。
アクセス数も留之助商店の入荷新着情報を軽ーく追い抜いちゃって、もう売り切れ本もチラホラ、ありがとうございます。
お店が品薄でさびしくならないよう、日本にありそうでないオブジェモチャちっくな新刊・既刊を随時紹介させていただきます、どうぞご期待くださいね。
んで、じつはまだ紹介しきってないんだよ、たとえばこのSupersonic - Visuals for Music。
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自分用に1冊持ち帰り、お腹いっぱいになるまで楽しんだくせに、残りを3ヵ月も放置してたっていうか、お店に出すの忘れてた336ページ・オールカラー、縦28.5センチ×横24.0×厚さ3.0センチで、重さ2キロのハードカバー。
むかしアメリカの書店で知ったんだけれど、あっちにはコーヒーテーブル・ブックっていうカテゴリがあってね、装丁も豪華な大型の画集や写真集のことをいう。
ゴッホとか国立公園とかアンティックとか、お茶しながらページを繰るのにもってこいの、どちらかっていうと肩の凝らない無難な内容の本が多いかな、ギフト用にも売れている。
という意味で、このスーパーソニックはもっともコンテンポラリーなコーヒーテーブル・ブックといえそうだね。
ただし店主の好きなゲシュタルテン出版の本だもの、つい見入ってしまう絵や写真やオブジェが満載で、飲みかけのお茶のこと忘れるかも。
エレクトロニカ、インディーズ、オルタナティブ・ロックを中心に、CDジャケットやコンサート・ポスターなど最近の傑作ミュージック・プロダクツを網羅している。
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街のレコード店で丹念にLPのジャケットを見くらべながら音楽を買っていた店主としては、とっくの昔にCDの小さなケースには感動できなくなっていた。
かつては音楽を聴くと30cmX30cmの大きなアートが頭に浮かんだものである。
iPodを使うようになりMP3をダウンロードするに及んでは、もはやアルバムアートなんてどーでもよくなっていた。
iTunesのカバーフロー機能でジャケットをめくる楽しさをヴァーチャルに体験はできるけれど、ただそれだけ。
ジャケットに魅せられLPを衝動買いして、結果キングクリムゾンのファンになったような人生は二度と送れないと思っていた。
が、スーパーソニックを見ていたら聴きたくなるアルバムに出くわしたりで、とってもいいじゃないですか。
もっとその種のアートとアーティストたちに敬意を払うべきだと、しみじみ思ったのだった。
というわけで見る音楽、音楽のためのアート、留之助書店で販売中。



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by tomenosuke_2006 | 2007-12-02 21:22 | 書店入荷新着情報
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