ミスター・カートゥーンや
ニンギョー・プロジェクトのSRT(スーパー・ラッド・トイズ)からパトリック・ナゲルのイラストを12インチ・フィギュア化したプロト画像が届いた。
ナゲルの名前は知らなくても、彼の絵は見たことあると思うよ。
強いハロゲン照明を直射させたような、あるいは炎天下にモデルを置いたような、シャドーがほとんどない真っ白に飛んだ肌。
少ないラインで立体をうまく表現し、特徴的な赤い唇でとどめを刺す。
Duran DuranのアルバムRio(1982年)のジャケットは彼の絵だったし、店主の記憶では70年代の終わりごろか、それとも80年代のはじめかな、伊勢丹のポスターにナゲル作品を見たような。

1976年〜78年にプレイボーイマガジンの誌面を毎号飾った上品でファッショナブルなイラスト・シリーズ(下)がナゲルの代表作だろう。
けれど1984年、39歳の若さでこの世を去った。

店主としてはアンニュイな雰囲気だったり、涙目ぽかったり、ナゲルの描く口を閉じた女の子がとくに好きだね。
そういう意味でも適度な露出の世界初立体ナゲル作品は、よさそうだ。
ナゲルのことを思い出させてくれたSRTにはお礼言わないと、もちろん商品完成のあかつきには真っ先に仕入れさせていただきます。