ミスター・クレメントのプチ・ラパン。
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店主にはよく分からんのですよ。
近く入荷予定の、一見、当店でもっともファンシーな、一見、思春期にさしかかったミッフィーのような、しかし簡潔な表現とは裏腹の大人向きのストーリーを感じさせてくれるからこそ仕入れることに決めたPetit Lapan(プチ・ラパン)というウサ公の作者が、自身のサイトの自己紹介ページで、mr clement(ミスター・クレメント)と名乗るわりにはものすごく麗しい、どうみても女性にしか思えないポートレートを強めのフォーカスかけて使っていることが。
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もしかして“mr”を男子の姓名につける敬称の“ミスター”ではないのかと思えば、先の自己紹介文で「mr clementは“彼”が香港の新聞と雑誌でコミックスを発表した15才の時、そのキャリアをスタートさせた」とあるし、(変な)頭が(もっと)変になりそう。
彼(店主は美女だと信じている)は香港に生まれ、ロンドンのキングストン大学を卒業後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学びながら、最近はビデオとアニメーションを始めたとか、プチ期待。
こういう人には絵も描いて、立体作りにも手を染めてですね、動かすこともしていただきたい。
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と思ったのは、ラパンが活躍する彼のグラフィック・ノベル、THE GORGEOUS HABOUR(グラマラス・ハーボア)を見たから。
300冊の限定出版、縦20×横15センチの分厚い250ページには、まるで映画の絵コンテかセル画の束をめくるような楽しさを覚えた。
静止画が連続してパンしたりティルトしたりズームして、静かな絵のくせに動き回ることおびただしい。
そんなミスター・クレメントの本も、ラブレターを持った黄色いマフラーとナイフを握りしめた赤いマフラーのプチ・ラパンといっしょに、もうすぐ届く。



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by tomenosuke_2006 | 2008-01-18 02:07
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