太平洋標準時2月13日午前11時、日本の14日午前4時に定価120ドルでオンライン販売されたジョー・レッドベターのメタル・フィギュアBummer(バマー)は、金メッキが1個と銀メッキが99個の合計100個が瞬時に売り切れた。
支払いは方法はPayPalのみ。 そこで店主は自分とワイフのふたつのアカウントを使うことに決め、ふたつのブラウザを立ち上げ、発売と同時にオーダーを入れて、まんまとふたつの精算を済ませることに成功した。 PayPalからのレシートメールの受信時間は店主の分が4:00:55、もうひとつが4:01:15、もはや気分は「ゴールドが当たったらどうしよー」だった。 と同時に「1分足らずで120ドル×100個=1万2千ドルのビジネスかぁ、留之助じゃありえねぇ」だった。 のに、およそ3時間後、PayPalからかようなメールが続けざまに2通。 Nanomonsters (info@nanomonsters.com) has issued you a full or partial refund for your payment. Please do not reply to this email. Email sent to this address cannot be answered. Due to an extremely overwhelming amount of traffic this morning our servers oversold on the bummer figure. Unfortunately your order was one of these versold orders. We are sending you a full refund for this item today. Joe, would like to apologize for the inconvenience and disappointment we are working with our provider to prevent this from happening again in the future. Thank you so much for your understanding. これって何かの間違いなんじゃないですか? つまり店主が入れたオーダーはふたつとも時間切れで却下され、返金されるっていう内容、ガチョ〜ンである。 頼みの綱はもはやeBayのみ、利殖に余念のないエセ・コレクターは必ずいるもので、出てきましたよ、きょうまでに2件。 まずは定価でスタートした最初のひとつをウォッチ、落札2分まえに500ドルまで登りつめたかと思ったら、土壇場で店主の625ドルを軽くはじいて、なんと909.99ドルで落札ですよ、目が点。 ![]() で、最初のオークションが終わるのを待ちかまえていたかのように出てきました2件目が。 250ドルの開始価格でオークション終了1分前に600ドルとなり、10秒前に610ドル、店主あとさき考えないで8秒前に勢い710ドルを入札したというのに、信じられます? 直後にドドッと1775ドルまで跳ね上がっての終了。 目が点どころか、一瞬、クラッときました。 ![]() どこか、自分の世界とはかけ離れつつあると思う。 ふつうに定価で買ったオブジェモチャがそのうちに絶版となり、コレクターの間でレアだとか騒がれはじめて、ある日オークションサイトを覗いたらけっこうな値段で売買されていた・・・うれしい、なんか得しちゃった気分・・・ぐらいでとどめておきたいよね。 まちがってもこんなにレアなのいっぱい持ってるオレは、たいした資産家だなんて勘違いしないでもらいたい。 留之助で10万円で買った絶版レアなオブジェモチャもコメ兵の買い取りセンターへ持ち込めば、「はぁ?」ですから。 当店の絶版品のほとんどは店主の長年のコレクションの放出品で、プライスは、もしそれが売れたら、同じモノを補充するためにいまコレクターやオークション出品者に支払わなければならない相場を参考にしている。 けど、きのうの120ドルがきょうの1775ドルなんていうのを相場なんて思いたくないよ。 これにはついていけない、気持ちも、懐も。 人気のジョーレッドだから? そういえば175ドルで売り出された60個限定のリンゴベアのクロも発売直後は2000ドル、いまでも1500ドル前後で売買されている。 ここまでくるとジョーレッド作品がいいのか、レアなのが魅力なのか、値が出るから価値があるのか、真価とはいったい何なのか混沌としてしまう。 だからこそ、自分専用の物差しを身につけたいと思う。 鑑識眼とか、価値観とか、美意識とか、好みとか、独断と偏見という言葉に置き換えられるかもしれない。 そういう物差しがしっかりはっきりしていれば、値段の安い高いは関係なくなるし、たとえ人が高額と感じるモノも自分にはそうでないと思えたり、その逆もしかりで大多数が無価値と決めつけても自分にはたいそうなモノだったりする、自信を持って、悩むことなく。 という意味でバマーに1775ドルを投じた人も専用の物差しを持っていたとしたら、それは特大サイズなんだろうね。 ちなみにバマー(bummer)とは“怠け者”とか“浮浪者”の意味だけれど、“とっても不愉快”ってときに“It's a real bummer”というんだよ。 ![]()
by tomenosuke_2006
| 2008-02-29 22:44
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