サーカスパンクスという文化。
たとえば東のコニーアイランドや西のサンタモニカ・ピアなど、遊園地併設の観光スポットとかカーニバルに付き物の移動遊園地には、そぞろ歩くだけでも楽しいゲームアーケードがある。
ま、日本でいうところのゲーセンの大っきなヤツ。
メニューは多種多様でビデオゲームはもちろん、クォーター(25セント)ライドと呼ばれるコインを入れて遊ぶ幼児用の乗り物から輪投げや射的に水鉄砲、力自慢のパンチングマシンやハンマーゴングなど。
あの悪趣味な映画『ファイナル・デッドコースター』(2006)でいろいろ紹介されていたっけな。
中でもパンチングマシンやハンマーゴングは恋人や仲間にカッコいいところを見せたい男子専用、腕や肩を痛める単細胞君も少なくない。
そういうゲームのひとつに速球とコントロールを競う昔ながらのピッチングゲームがある。
錘が入ったソフトボール・サイズの玉を数メートル先の的に当てると景品がもらえるという遊び。
で、その的をサーカスパンクスといって、そりゃぁもう人をコバカにした挑発的な顔の絵が描かれていたりする。
中には景品なんかいらないから、投げ倒したサーカスパンクスそのものを持ち帰りたいというヒートアップしたお兄さんもいるくらいだ。
サーカスパンクス、それはゲームアーケードの忘れがたいキャラクター、熱くなった青春の日の、ちょっと照れ臭い思い出なのだ。
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そんなサーカスパンクスをお馴染のロウブロウ・アーティストにスキンデザインさせ、75〜100個限定でコンスタントに発表しているメーカーがCircus Punks
ダニーと同じコンセプトで、ダニーと同じ2004年にデビューし、こちらにはアーティスト直筆のシリアルナンバーとサインが入る。
素材は木製のベースにクッション入りの布製ボディ、ソフビのダニーより手作り感が強い。
サイズは3種類あり、ピッチングゲームに使われているものと同サイズの15インチ(38センチ)プロダクション・パンクス、その倍の30インチ・パンクス、廉価版の5インチ・ミニ・パンクス。
そのうち30インチはまだ商品化されたことはなく、一方、ミニ・パンクスはSTRANGE COのみの取り扱いとなっている。
生産数が極少なためダニーのような盛り上がりはないけれど、ダニーやキューイーではお目にかかれない特徴的なスキンデザインと稀少性で、パンクスの深みにハマっているコレクターも少なくない。
留之助でも上の画像の4点(左からゲイリー・ベースマンのベイビー・ナッパーとネッシー、ティム・ビスカップのガマゴ・イエティとライト・ヘルパー)を在庫しているけれど、当然のプレミア価格だからほとんど動かない。
お気に入りのアーティストによるサーカスパンクスは、やっぱり発売と同時に定価で手に入れたいもの。
で、今度出る100個限定のジョー・レッドベターはいかがですか?
下の画像がそのレッドベター・パンクスの表と裏、留之助に僅かですが入荷することになりました。
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by tomenosuke_2006 | 2008-06-05 00:01
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