留之助ブラスター・アップツーデート-14。
全パーツが揃う。
理想を追求すればするほど製造コストがかさみ、実際、請求書を見るのが怖い。
支払いを済ませたのは刻印代、バネ代、ネジと付属用6角レンチ代のみで、これからがヤリクリの正念場だ。
キットのおおよその売価を設定しての作業だったから、利益分に食い込むのはやむを得ないと腹をくくってはみたものの。
最後はLEDユニットの設計・製作担当のNEMOTO KNIVESさんに相当のムリを聞き入れていただいた。
高度な技術を要する個所のみ(といってもほとんどの部分)処理してもらい、キットでは購入者が基盤に実装済みのソケットにLED5発、バッテリーケース1個、スイッチボックスをはめ込み、唯一リスクの少ないスイッチボックスへ繋がるコンタクト線だけをハンダ付けするよう変更、原価を抑えることにした。
完成モデルについては徳さんと榎本店長が手分けしてこれを仕上げる。
その他、ネジ穴の一部、パーツの微調整、金属パーツの一部に出たアバタやモールドラインを解消するためのパテ修正と磨きを徳さんがこなす。
またアーティストプルーフ以外の完成モデルの組立てと仕上げは店長が担当する。
つまり身内でできることはすべてやって製作原価を抑えるという家内制手工業の鉄則を実践するわけだ。
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上の画像は挽き物パーツのひとつ、アルミ製のレーザーサイト。
ロッドの芯に穴を貫通させたから、LEDを光らせたい人はカスタムしやすいだろう。
下の画像は製品パーツを使って徳さんが組み上げた塗装処理前の記念すべき第1号である。
初期生産分(The First Edition)200挺のうち、まずキット50挺と完成モデル50挺を12月初旬に発売できるよう準備中だ。
幸運にも200挺すべて完売したらThe Second Editionを販売したいが、モデルファクトリー・ヒロさんに追加発注の最低ロット数をできるだけ少なくしてもらう交渉は、またいずれ。
いろいろムリをお願いし過ぎたから、少しの間、静かにしていよう。
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by tomenosuke_2006 | 2008-10-24 08:57 | 留之助ブラスター
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