またしてもギリギリ・ミッキーの登場です。
ルーツは伝説のアングラ漫画チーチ・ウィザードの生みの親Vaughn Bode(ヴォーン・ボード)やラットフィンクのEd "Big Daddy" Roth(エド“ビッグ・ダディ”ロス)たちの、じつに1960年代的なアナーキーでヒッピーな思想にあるのではないかと思う。
シチのSLMや、あのアカシの向こうに見えてくるのはミッキーを体制になぞらえた抵抗勢力、スーパーキャラクターをパロッたり揶揄することで規則や秩序でがんじがらめの世の中に歯向かってみせる。
と、まぁ、そこらへんがロウブロウアートやオブジェモチャに共通のDNAであり根幹をなす部分、ささやかな反骨精神なのだ。
大量生産主義の玩具メーカーには根付かない思想、だから面白い。
で、フトドキなSLM、オヤマァのアカシに次ぐ、今度はサカリのついたミッキーときた。
またしてもギリギリ・ミッキーの登場です。_a0077842_1712317.jpg
アメリカはもとよりフランスの出版界でも活躍中のコミック・アーティストFrancisco Herrera(フランシスコ・エレーラ)初のオブジェモチャ。
じつはミッキーなんて言ったけれど、店主がそう思っただけで、じつはこのネズミにはHorny Rat(ホーニーラット=好色ネズミ)というれっきとした名前が付いている。
そのホーニーラットが一目ぼれしちゃったのがバブルピンクという肉感的なウサギ姫で、モチャはピンクがラットに馬乗りし、ラットどことなくうれしそうにしているの図、高さ7.5インチ(19センチ)。
パッケージの絵がこれまたセクシーで、ミッキー、じゃなかったホーニーラットが好き放題やっている。
その全体像は入荷したときにでも。
またしてもギリギリ・ミッキーの登場です。_a0077842_17514911.jpg

by tomenosuke_2006 | 2008-11-07 17:55
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