デトロイトのアーティスト
Glenn Barr(グレン・バール)の絵が表紙を飾るハイ・フルクトースの最新10号が入荷した。
毎度、同じことを言ってますが、“世界のもっとも旬なアーティストたちの名品に遭遇できるフルカラー100ページの美術館”はますます充実、最新号をお待ちの方も少なくないと思います。
テネシー州の州都ナッシュビル在住の画家
Chris Scarborough、おちょぼ口の幼気な少女にSFやモンスターを絡めて描くのが好きなカナダはバンクーバの
Camilla d'Errico、怪奇なメルヘン彫刻家
Mandy Greerのインスタレーション、ルイっていう名の三重人格フィギュア
発売中の
Bob Dobの新作など、みどころ目白押しだ。
Glenn Barr
Chris Scarborough
Camilla d'Errico
Mandy Greer
Bob Dob
で、今号のニッポンは。
ハイ・フルクトースの表記に従えばYosuke Ueno、日本語で書くと上野陽介さん。
画家であり、彫刻や写真も、つまりアートの美味しいところをことごとく網羅する欲張りな作家の作品とインタビューがドンと10ページに渡って特集されている。
彼の
ホームページやブログ
創造のたまで予習もよろしいかと。
そこに紹介されているビジュアル作品とはまた別の、そっとしたためられた簡潔な文章までが詩的で韻を踏み、作品同様に気持ちがいい。
ホームページ・トップのProfileのリンク先の「絵を描く時に僕が最も大切にしていることがある」という書き出しではじまる文章をお読みいただければ、彼の作品の目指すところ、人となりに近づけるかもしれません。
Yosuke Ueno