ふたつ目のバスティは女刺客である。
カナダのトロントにIMAGINISM STUDIOSという、個性豊かなアーティストたち6名で組織される創作グループがある。
ペンシルスケッチからデジタルアートまで何でもこなすBobby ChiuとKei Acederaのカップルがアートディレクターをつとめ、出版、広告、TV、映画のプリプロダクション等に作品を提供している。
ふたりのことを知ったのは去年夏のSDCC 2008の模様をリポートしていたニュースサイト、VINYL PULSの記事
MINDstyleのブースに飾られた彼らの絵が下敷きの立体プロトタイプに釘付けとなり、さっそくイマニズム・スタジオのサイトにおじゃましていろんな作品を拝見させてもらった。
何というか、絵が描ける人がしみじみ羨ましいと思わせるアートの宝庫、スクリーンセーバー用に何枚もウォールペーパーをDLしたものだ。
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Portrait of Kei Acedera by Bobby Chiu


17才の時にトロントの玩具メーカーThinkway ToysでSWモチャのデザイナーとしてプロ・キャリアをスタートさせたボビー・チュー。
オンタリオの大学Sheridan Institute of Technologyでアニメーションを学んだのちイラストレーターとして自立、ディズニーやソニー・ピクチャーズの映画プロダクションで働きはじめたケイ・アセデラ。
いずれボビーと彼のモチャ(Bigfoot Yeti)についてはリリース時期が決まるころ紹介するとして、今回はケイの絵、ASSASSINの完全なるバスティなフィギュアを間近でご覧いただきたい。
高さ8インチ(20センチ)、250個限定、仕事を終えて日本刀に付いた血のりを拭いとる女刺客の図である。
笑みを誘うと定評のやさしいタッチの絵や、柔らかい色彩で描くファンタジー・アートを多数発表しているケイには珍しくバイオレントな題材、先がやや太くなった青竜刀的な日本刀とか、刃を下にして拭い紙を使うとか、腰までスリットの入った着物とか、申し分なく空想と憧れの日本そのものだ。
西欧人による、こういう自由でチグハグな日本解釈が大好き。
Bunny Sees Boobsに次いで5月下旬の入荷が決まった。 
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by tomenosuke_2006 | 2009-03-26 11:06 | MINDstyle 新製品情報
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