TTFでいちばんの掘り出しモノ(者)は台湾のアーティスト、
Junと
Shonだった。
タトゥーにしてもよさそうなハードコミック風の線画を得意とするジュンと、カートゥーニーな表現が特徴のションが、ひとつのブースを仲良くシェアし、ともにデザインから彫刻からキャスティングまで自力でこなして、ほんの数個だけレジンで抜いた、まったく性格の異なるフィギュアを展示即売していた。

Mister Cartoonと
Ghost Riderが合体したような、だから違和感がないのか、アメリカンな影響や憧れを強く感じさせるジュンのRebel Angele(上)には難なく入り込めた。
商売っ気がぜんぜんないところがまた好感で、すでに完売していたためふたつをオーダーさせてもらったけれど、前金を受け取ろうとしないし、ちゃんと作って送ってくれるのかしらね。


目いっぱい深くかぶった野球帽のヒサシをドナルドダックのクチバシに見立てたションのCap Duck(上)。
画像では分からないけれどシッポがスプレー缶の上半分だったり、スプレー缶を握った付け替え自在の右手首が付属する。
グラフィティ・アーティストとしてけっこうヤンチャな創作活動を続けているションのこのキャラは、台湾ではちょいと有名らしい、レギュラーカラー最後のひとつを手に入れ、あとひとつブラック版をオーダーさせてもらった。
ジュンとション、いずれ留之助スペシャルでも作ってもらおうかと思う。