STGCC 2009現地リポート-5/北京から来たスペイン原人。
“くっだらなねぇ”という言葉を最高の賛辞として用いたい。
北京にアトリエMA Studioを持つスペイン人のJudas Arrieta(ジュダス・アリエタ)こそは、ポミコンで出会ったいちばん飛び抜けたオヤジ・アーティストであり、自分のファーストネームを冠したソフビフィギュアJudas Z(ジュダズィと発音するけれど、あえて日本的にジュダス・ゼットと呼ぶことにします)にいたっては文句なしに“くっだらなねぇ”のだった。
つまり自分自身と、中国のあのパンダと、敬愛する永井豪のマジンガーZという、どう考えてもムリがある三位一体。
まるで水と油と刺身たまりを混ぜ合わせたものをかき氷にぶっかけて食えといわれたような、強引なジュダスZだけれど、マジで彼の野心作なのである。
こーゆーの、大好き。
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スマイル、アングリー、ロンリーの3種類のハゲ頭が、パンツ一丁、もしくは一部コスチュームをまとったからだと組み合わされ、ぜんぶで6種類のラインナップからなるのがジュダスZの全貌。
高さ35センチという身の程知らずの大きさが、これまた好ましい。
日本の漫画やアニメが自分の創作活動のルーツだし、本当なら東京にアトリエを持ちたかったのだけれど家賃がバカ高い、だから東京に近い北京にしたんだと、分かったような分からないような話をするジュダス・アリエタである。
今度はGEISAIにも参加したいし、北京の自分のアトリエと半年交替で使い合えるような東京にアトリエを持つ日本人アーティストはいないだろうか、なんて相談も受けてしまった(興味がおありの方がいらっしゃいましたら、間を取り持ちますね)。
店主が今回、留之助でのテスト販売と称して割引価格で仕入れたのはアングリーのコスチューム版と半裸版のふたつ、なぜなら伝助を思い出したから。
伝助=デンスケ=アチャコとデンスケ。
若い人には通じないと思うけれど、大昔、ジュダスZにそっくりなハゲでヒゲズラのデンスケという名で親しまれたお笑い芸人さんがいたのよ。
というわけで、STGCC 2009現地リポートはこれくらいでおしまい。
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こちらの画像はジュダスZにオマケで付けてもらったMA Studioの特製ポストカード8枚セットのうちの気になる2枚、ジュダスZ誕生の秘密や、巨大すべり台ジュダスZの存在が明かされる。
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by tomenosuke_2006 | 2009-08-20 12:25
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