あのムーンバスが再販になる。
真空無音の月面を真っ直ぐ滑るように低空飛行するのはムーンバス。
スペースシャトルのオリオン号に乗り込み、宇宙ステーションで一服し、球体の月面連絡船に乗り換えて、目指すモノリスの発掘現場へと移動する時、それは音もなく登場した。
大きくてごついランディングギアを出したまま飛ぶのは、空気抵抗が一切ないからだ。
高校に入学したばかりのころ、名古屋の中日シネラマで『2001年宇宙の旅』を観て、自分は中でもいちばんスピード感のあるムーンバスに乗ってみたいと思った。
そんな憧れのムーンバスを映画が公開された翌年の1969年にアメリカのAURORA社がオリオン号に次いでプラモデル化、なんてことは知る由もなく、あっという間に絶版になってしまった。
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オウロラのオリオン号はオリジナルパッケージ版も再販版も、ついでにマルサンのタイヤメカ付きやMOBIUS版まで買ったが、ムーンバスはいままで一度も手にしたことがなかった。
バスの天井は取り外し可、内装は細部まで作り込まれ、乗客乗員5名が乗り組む。
たまにeBayで見かけるけれど、完品はごく稀で、しかも700ドル以上しては手も足も出ない。
再販されなかったのはスタンリー・キューブリックがそれを認めなかったとか、原型が焼失し、金型の行方すら分からなくなってしまったとか、いろいろ言われてきたけれど、ついに来年3月の発売が決定したのだ。
しかもムーンバス・プラモを月面のジオラマで撮影したあのオウロラのパッケージが、そのまま採用されるらしい。
これは予約しない手はないでしょう、榎本店長に組み立ててもらおーっと。
Aurora Moonbus Model Kitでググれば何件かひっかかるはず、あなたもひとつ、いかがですか。
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2001年テイストのオブジェモチャをチェック→http://tomesyoten.exblog.jp/6129861/
by tomenosuke_2006 | 2009-09-30 09:11 | Sci-Fi Classicモチャ
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