2006年 07月 11日 ( 2 )
こんなもの見つけたばっかりに。
店長が小学5年生(およそ43年前)のころのマイブームといえば、第1次アニメブームを背景に続々と発売されたロボット・プラモを集めることだった。
中でもビッグサンダーボーイの迫力は忘れられず、結局は小学生の自分には完成できなかった悔しさから、いまもそのルーツとなったアメリカ版“ロボット・コマンド”を探し出し、完品にレストアするのを楽しんでいる。
ま、ロボット・コマンドの物語は別の機会にゆずるとして、去年あたりから、ロボット小学生を卒業し、モデルガン中学生なったあのころを追体験しているというお話。
きっけは実家の納戸で見つけた紙袋。
中から当時のモデルガン・カタログがざくざく出てきて、夢よふたたび状態に陥ってしまったのだ。
思えば1960年代半ばのモデルガン自主規制時代。
バレルにインサートは入っていたけれど、亜鉛ダイキャストのボディは黒光りして、握れば冷たく、本物はきっとこうだろうと思わせるリアリズムの虜になっていた。
中学生には過ぎた趣味?
せっせと貯めた小遣やお年玉をにぎりしめ、高山線に3時間ゆられて、名古屋のオガワ屋というお店に何度も通った。
オガワ屋では、おもにMGCモノを買った。
帰りは中日シネラマでパリは燃えているかを観たりした。
代金を入れ、二重三重に封をした現金書留と引替えに届けられる通販が、また楽しかった。
MGCが新製品の予告をすると、その発売前にすかさず商品化した上野の中田商店には、お世話になった。
コルトガバメントは味も素っ気もないタダの鉄の塊のような失敗作だったけれど、ルガーP08はトリガーの位置こそ実物とは異なるものの、トグルがガシャンガシャン上下する激しい指アクションで、そりゃぁシビレた。
思えば、実家の2階の子供部屋は、下呂の少年文化の発進基地だった。
しじゅう、部屋は遊びに来た男の子でいっぱいだった。
出張の多いオモチャ好きの父のおかげもあって、弟はGIジョーとミニカー、兄の店主はマテルのエージェントゼロ=Agent Zeroやスナッブノーズ=Snub Noseのあと、モデルガンに到達していた(ヴィンテージ・アメトイはToyNfo.comで検索できます)。
店主のことはおのずとみんなの知るところとなり、真面目なガリ勉野郎や生徒会の役員たちから、モデルガンを集めているというだけで非難を浴びた。
折しも本物そっくりのモデルガンが犯罪に悪用されたりして、物議をかもしはじめたころ。
そして高校3年生のとき(1971年)、とうとうおとずれたモデルガンの暗黒時代、いわゆる昭和46年規制発令!こんなもの見つけたばっかりに。_a0077842_2155886.jpg
銃刀法が改正されて、それまでの黒鉄モデルガンの所持が禁止されることになり、なんとオマワリ(敬称略)が黄色のペンキ持参で当家を訪ねて来たのだった。
以来、新しい金メッキのモデルガンを買う気は失せ、黄色の思い出は散逸して、いまに至っていたのだが、納戸にカタログを見つけたばっかりに。
Yahoo!オークションのここらあたりからボチボチ入っていき、遊んでいるうちに、いまではよき理解者にも恵まれ、楽しく意見交換したりしている。
売買は法的に厳禁だから、留之助商店の取扱商品とはいかないけれど、だからこそ店主唯一の、商売抜きでくつろげる密かな愉しみとなっている。
そんなとこです、四国の自称「お百姓さん」。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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by tomenosuke_2006 | 2006-07-11 21:30 | ムカシモチャ
お人形さんの抱きごごち。
イマモチャ・・・イマ、生産されているオモチャの中でも、とくに店主ウケのいいものを、イマオモチャと呼んでいる。
おもにデザイナーズトイというジャンルもの。
デザイナーたちは店主よりも若い世代である。
子供のころからアートに深い興味を持ち、TVの怪獣やアニメで育ち、フィギュアで遊びながら、それらをごく自然にファイン・アートとして見なすようになった。
で、創作意欲旺盛な彼らが最初にアートフォーム(芸術様式)として意識したのが、彫刻や絵画ではない、トイだったのだ。
たとえば店長イチ押しのデザイナー、ゲーリー・ベースマンは、トイを「手ごろな値段で買える小さな芸術作品」と語る。
大理石やブロンズなどの伝統的な素材を使った作品に対して、デザイナーズトイはプラスチックやビニール製の彫刻といえる。
マス・アピールの強いポップ・アートといいかえることができるだろう。
店主は、それらのトイの中でも、kidrobotキッドロボットから限定販売されるダニー・シリーズに目がない。
オンライン販売開始直後に売り切れてしまう50個限定なんてのがあったりして、仕入れもままならない。
時差の関係で夜中に起き出し注文画面に行くが、ショップのサーバーはショートするわ、なかなかつながらないわで、2、3時間、パソコンのまえに縛られたあげくにダメなんてこともある。
こうして売られたもの($200)が翌日にはebayに出品され、3倍($600)もの値で落札されたりするから驚く。
デザイナーズトイに群がり、お小遣い稼ぎをしている人たちが大勢いるのだ。
そういう意味では店主も似たりよったりか。
留之助商店はデザイナーズトイのアートギャラリーでもあり、流通販売は創作の一部だと考えている。
画商と同じく、正しく民主的な行為と信じ、その時々の適正価格で販売していく計画なのである。
↑ちょっとお話が固くなってしまったが、ダニーとの馴れそめについてひとこと。
去年(2005年)遊びによったサンタモニカのキッドロボットで、はじめて8インチのダニーを手にして、その感触、抱きごこちにウットリきてしまったのだ。
小さな女の子がクマのぬいぐるみを手放せなくなる気持ちが、分かったような気がした。
店主、51才の春のことだった。
お人形さんの抱きごごち。_a0077842_101899.jpg
ダニーの正しい抱き方は上の写真を参照のこと。右手の親指と人さし指で右耳をはさみ、手のひらでやさしく後頭部を包む。左手は親指を上に、股間から小さな臀部をやさしく握る。なごみの形状・・・手のひらから全身に平和が伝播していくのを感じないではいられない。あなたもおひとつどうぞ。


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by tomenosuke_2006 | 2006-07-11 10:33 | Kidrobot 新製品情報