今度のハロウィンにダニーの新作、出ます。
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10月中旬、ひさしぶりにフランク・コジック作の8インチ・ダニーが発表になります。
Redrum=レドラム(予約特価5,800円)。
ダニーシリーズの中では多めの2000個限定で、当店でもキッドロボットと同じ日に発売です。
2004年に発表された3インチ版に同じデザインのダニーがいたり、そのバリエーションのスモーキンラビット(サイン入りが当店に1個在庫あり)が今年100個だけ限定で出たりしましたが、店主好みの8インチがやっと製品化されました。
その発売日には、売れるかどうか分かりませんが、3インチが発表されたときに記念で作られたレドラム・ダニーの大判ポスターで、コジックが50枚だけサインしたうちの1点(予価75,000円)を額装して飾る予定です。
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ちなみにレドラムとは、スティーブン・キングのモダンホラー小説“シャイニング”に出てくるMURDER(マーダー=殺人)を逆読みした造語。
不思議な能力(シャイニング)を持つ少年ダニー(フィギュアと同じ名前)が、冬、雪に閉ざされるコロラド州ロッキー山上のリゾート・ホテルで起きる惨劇を予感し、「レドラム、レドラム」と取り憑かれたように口にする印象的な言葉である。
ま、今回のレドラム・ダニーは、少年ダニーではなくって、邪悪な霊に乗っ取られて殺人鬼と化す父親といったところだろうか。
にしてもバナナじゃ、斧のかわりにはなりませんが。
ご存知のようにキングの小説はスタンリー・キューブリックによって1980年に映画化され、賛否両論を巻き起こした。
たとえば小説の見せ場だったシャイニングの描かれ方が希薄になり、一見、どこにでもありそうな怨霊映画だと評されたりした。
LAに住み始めたばかりのころの店主は、ダニーの父親ジャック・ニコルソンが殺人鬼へと変じていく様に恐れおののき、人間を語るこういう“シャイニング”もありかと思ったものだ。
キューブリック版をいちばん非難したのは原作者のキング自身で、1997年、ついに自らTVミニシリーズ用に脚本を書き下ろし、ミック・ギャリスが監督した。
以前、ビデオで観たが、まぁ、こんなもんかと思っておしまい。
映画のようなインパクトはなかったなぁ、ミックには悪いけど(馴れ馴れし過ぎ?)。
ミックはそのむかし、映画の宣伝マン(パブリシスト)をしていて、駆け出しの映画ジャーナリストだった店主をいろいろ助けてくれた恩人のひとりだった。
まだ東京に住み、たまにLAへ遊びに出かけていた1970年代の終りごろ、“ザ・フォッグ”の主演女優エイドリアン・バーボー(監督のジョン・カーペンター夫人)に引き合わせてくれたり、“ニューヨーク1997”では憧れのカーペンター様へのインタビューをセットアップしてくれた。
“ザ・ハウリング”のジョー・ダンテ、“スキャナーズ”のデイヴィッド・クローネンバーグ、“狼男アメリカン”のジョン・ランディスたちディープな監督と仲よくなれたのもミックのおかげだった。
いつかは映画監督になりたいと常々口にしていたナイスなカリフォルニアン、ミック・ギャリス・・・コジックの人をくったような新作ダニーの写真を見ていたら、つい、いろいろと思い出してしまったのでした。
# by tomenosuke_2006 | 2006-10-02 10:30 | kidrobot 新製品情報
最初のダニー。
地元の皆さんだけでなく、CBC-TVで見たという名古屋のカップルがわざわざ当店だけをお目当てにクルマで駆けつけたり、店主が1980年代に書いた「SFX」の本を持参してサインを求めるコアな映画ファンがお店を訪れたり、週末はお客さまの途切れることなく、店長君は接客で大わらわでした。
人見知りの店主は2階の事務所でHPデザインしながら待機、店長君に呼ばれたときだけ、お店に顔を出しました。
ブレランのロイ・バッティのフィギュアに大枚をはたくマニアな人が高山にもいらしたり、ミュージアムの展示に利用したいと飛騨高山ティディベア・エコビレッジの館長さんがイエローサブマリンのフィギュア・セットを買って行かれました。
いろいろ少しずつ売れる中、いちばん気になるのは、お店のいちばん目立つ場所に置いたガラスケースを埋めつくす、店主こだわりの、まだ日本では認知度の低いダニーの動向です。
どれが最初に売れるだろうかと楽しみにしてましたが、開店3日目の日曜日、つまりきのうの夕方、店長君にその日最後のお客さまの中年夫婦のお相手やら後片づけをお願いして閉店時間5分まえにお店を後にするまで、残念ながらひとつも動きませんでした。
HPを見たという人からレアなダニーに関する問い合わせが数件あったようですが、まだ売りにまではつながってません。
そんなこんなできのうの夜、後片づけをすませた店長君から、その日最後の営業報告が入りました。
と、なんとあの最後のお客さまの女性が、ご主人におねだりして、かわいいからという理由でダニーをひとつ買ってくれたんです。
マンハッタンNYの子供用品専門店ヨヤショップとキドロボットがコラボで去年600個限定発売したヨヤマート・ブラウン・ダニー。
たしかにいちばんかわいい顔したダニーです。
絶版になって久しく、いま手に入れるのはほとんど不可能。
末長く大事にしてあげてください。
お買い上げありがとうございました。
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# by tomenosuke_2006 | 2006-10-02 09:34 | 留之助商店計画
留之助饅頭!
売れたぞ、41個。
お金を払ってでも、お店を見たいという人が41人もいたということに、多少、驚く。
オモチャ屋のような饅頭屋も悪くないと、どこかで思う店主であった。
# by tomenosuke_2006 | 2006-09-30 23:23 | 留之助商店計画
オープンしましたが。
ブログも、ホームページさえ放ったらかしで開店準備してました。
入場制限するのに、入場料がわりにオリジナルの留之助饅頭を売りつける方法、考え出したまではよかったけれど、んじゃ、いったい、だれに饅頭作り、頼めばいいのか。
しかも、饅頭なら何でもいいっていうわけにはいかない。
店主納得の飛騨の伝統の味で、美味しくて、そこそこ日持ちしなくっちゃならないのだ。
で、高山駅前のおみやげ店まわったりしていろんな饅頭、買い集め、味見したり、値段チェックしたり。
こうして見つけたのが、地元中家製菓舗の「むぎこがしまんじゅう」、6個入り600円。
オープン1週間まえのことでした。
さっそく交渉し、入場料380円と引替えに渡す4個入りを作ってもらうことにしました。
オープンしましたが。_a0077842_0524266.jpg
なぜ入場料を400円にしなかったか、いまとなっては思い出せません(おつり20円がめんどくさい)。
その留之助饅頭が届いたのが、オープン前日の午後。
店長君と手分けして、近所にそれ持って挨拶回りしました。
値付け作業は朝から深夜まで店長君とふたりでがんばりましたが終わらず、オープン当日の午前中も(オープンしてからも客足が途切れるたび)やってました、が、まだ終わってません。
こうしてむかえた記念すべきオープンの午後1時。
別にお店の前に人だかりができるわけでもなく、饅頭の売り上げは閉店までに18個。
つまり来店者は18人ということ。
地元では根強い読者層を誇る高山市民時報の記事を見たという人が5割、岐阜新聞飛騨版を見たという人が1割、あとは知り合いというところでしょうか。
時事通信名古屋支局が先週のCBC-TVの放送で当店を知り、取材に訪れたり、岐阜新聞を見た朝日新聞や中日新聞の地元の記者さんが、やはり取材してくれました。
みなさんにはおみやげに饅頭を持って帰っていただきましたが、ちなみにその数は上記の18個には入ってません、念のため。
なんか、饅頭屋を開店したような気分の初日でした。
# by tomenosuke_2006 | 2006-09-30 01:38 | 留之助商店計画
9月29日(金)午後1時開店!
長らくお待たせしましたが、留之助商店のオープン日が決まりましたので、ご報告申し上げます。
9月29日・金曜日・午後1時。
神宮館運勢暦によりますと、この日は先負(せんまけ)ですが、午後は大吉。
建(たつ)といって開店や新規事の開始にもってこいの最吉日というわけで、きめました。
さっきまで、来週25日の月曜日にオープンするつもりでいたのだけれど、備え付けのエアコンが修理不能で付け替え工事することになったし、値付作業は手付かずのまま。
ディスプレーだって、まだまだ構想どうりじゃない。
近所の子供の遊び場になってはたまらないので、いろいろ考えてきた入場(?)制限するための手法もきめなくては。
というわけで、あと10日もあれば、なんとかなるでしょう。
きっと。
# by tomenosuke_2006 | 2006-09-19 01:59 | 留之助商店計画