ロジック製モーゼル・アンクルタイプが着々と。
6月5日の記事ロジックさんがモーゼルの小型銃M1934ベースの初期型アンクルタイプの製作に着手したとお伝えした。
P38とちがって既成のトイガンがないから、こちらは銃本体からフルスクラッチしなくちゃならない。
ゆえに、はかどりぐあいが楽しみでしかたなかったわけだけれど、ついいましがた「モーゼル・アンクルタイプの一体型グリップの原型が完成した」っていう内容のうれしいメールが届いた。
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P38とは反対のセフティレバー側にスコープマウント用セッティングベースが設けられ、両面にP38と同じような横グループが刻まれているけれど、これはほぼ本物と同じ。
ただしセッティングベースの形状は、ロジックさんがすでにP38用に開発したスコープマウントに合わせてあるのだろう、本物のクサビ型とは幾分異なる。
興味をそそられるのはストック用スリットがP38のグリップとは比べようもないほど極端に細い点だ。
中田商店製ブローニング・ハイパワーの金属フレームにあったスリットを彷彿とさせる。
いやもっと細いこの形状は、ストックがモディファイされることを意味しているのだろうか、今後の展開を期待して、あえて尋ねるのはガマンします。
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上の写真のナポレオン・ソロが握る最初期アンクルタイプの、なんとスマートで気品に満ち満ちた佇まいであることか。
木製グリップが付いたロングバレルは延長型(エクステンション)ではなく一体型で、フロントサイトのあるオリジナルバレルとごっそり載せ替えたと思われる。
モーゼル・アンクルタイプがTVシリーズのどのエピソードで、どのように使われたかはバクレツパイナップルさんのサイトで詳述されているから、ぜひ。
アンクルガン・ドット・コムのブラッドさん製作U.N.C.L.E. CARBINE MANUALによると、P38用のすべてのアクセサリーパーツはモーゼルと互換性があるということだけれど、あえてこのモーゼル専用木製グリップ付きロングバレルをロジックさんには作ってもらいたいものです、お願いします。
で、下の写真は製作途上のロジック・モーゼルにグリップを装着した姿、完成が待たれる。
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# by tomenosuke_2006 | 2007-08-18 18:43 | プロップ
来週、8月23日はインサ・ダニーの日、お忘れなく。
これだけいろんなオブジェモチャいじりつづけると、あの変で普通でなく思えたダニーが“並”に見えてくるから慣れってコワイ?
ふたりのアーティストがハロー・キティを研究しつくし、さらに洗練させ、ベアブリックの変幻自在さを重ね合わせてダニーを生んだんだとか、新進気鋭のロウブロウ・アーティストたちがあの丸っこいからだをキャンバスに見立て自由奔放に創作を楽しんでいるとか、手頃な価格で所有できるマスプロデュースされたアートピースだとか、それを手にとれば世界のアートシーンのいちばん旬なところが実感できるとか。
シロウトさんにダニーについて訊かれたら、とにかくそんなふうに説明してきたけれど、もういいんじゃないでしょうか、ノーガキが必要な時代とはおさらばしたい。
もはやダニーは日常なのである。
アートがオモチャのふりして家庭に上がり込んでしまった(とりあえず当家では)。
来週、8月23日はインサ・ダニーの日、お忘れなく。_a0077842_0415452.jpg
ウサギのように長いペニスのような耳の生き物的な形状を見慣れてしまったのは確か。
けれど、新作の予想外の表層処理に仰天したり、胸躍らされたり、ダニーのインパクトに終わりはないのだ。
あなどっちゃいませんって、いまではダニーが最新アートシーンのいちばんのプレゼンテーターなんだから、メディアの役目を担ってるわけだからね。
店主、ダニーを通じていろいろお勉強させてもらってます。
来週、8月23日はインサ・ダニーの日、お忘れなく。_a0077842_903277.jpg
で、最近のお勉強の成果は、1978年生まれのイギリス人ストリート・アーティストInsa(インサ)っていう男の子を知ったこと。
「Goldsmiths (イギリスで有名な芸術大学) でデザインの勉強をし卒業したけれど、 それはロンドン市内に住み、ストリートでペイントする口実にすぎなかったんだよ」
「クリエイティヴな道にいない限り、ぼくはハッピーになれないと思った」
そんなふうに語るインサはUKグラフィティ界を代表するアーティストのひとりであり、ロンドンのデザイン・ショップoki-ni (8月15日の記事で取り上げたばかり)とのファッション・コラボレーションでも腕を奮っている。
来週、8月23日はインサ・ダニーの日、お忘れなく。_a0077842_91074.jpg
インサといえばハイヒール・モチーフ、彼のトレードマークといって差し支えないだろう。
そのトレードマークがロンドンの街角やオキニ・ブランドのアパレルを飾り、ついにはダニーのからだにも大胆にあしらわれることになった。
それが来週発売の1600個限定フーディーズ着用インサ・ダニー(最上段の写真)なのよ。
キッドロボットのキメでどの契約ショップも6個しか卸してもらえない、もちろん日本では留之助のみの取り扱い。
これまたキッドロボットのキメで限定版の予約は受付けれない、あしからず。
が、まぁ、見てよ、フーディーズ着けたインサ・ダニー。
この上の写真の女の子のフーディーズをはぎり取りたくなるような、中身を見たくなる衝動にかられません?
で、脱がしちゃいました。
来週、8月23日はインサ・ダニーの日、お忘れなく。_a0077842_920919.jpg
目も鼻も口もない、なんか酔っぱらったような上気したような、赤ら顔っぽいピンクのからだは、お肉のかたまりのようでもあり、ちょっとエッチ。
白い部分がハイヒールで、黒のネット状の線は素肌が透けて見える網タイツ、それをともに“S”と言い換えるなら、絵の乗っていないムクのピンクは踏みつけられた“M”のからだ。
インサ・ダニーのテーマは“イタ気持ちいい”と勝手に断言させてもらいましょ。
とくに子どもには触らせたくない大人のオモチャ・・・これぞ真のオブジェモチャなのだった。
# by tomenosuke_2006 | 2007-08-17 09:51
新しい輸入法、試み中です。
たとえばBayで仕入れた絶版品や今回のコミコン限定品などは、“仕入れ値x1.25〜1.5+送料”で販売価格を決めている。
つまり当店の粗利益は“1.25〜1.5”の部分。
せめて1.5ぐらいないと何やってるか分からなくなるんだけれど、元値が高価なために上代がますます高くなりそうなものは涙を呑んで“x1.25”で抑えている。
プロの並行輸入屋さんのあいだでは“x1.75”が最低ラインっていわれてるから、おいしくないショーバイではある。
そんなわけで上記は趣味みたいなもの、やっぱり留之助が本領発揮するのはきちんと卸値で仕入れ、メーカーが推奨する上代に輸入経費を足して日本での販売価格を決め、たくさん売って稼ぎまくれたらいいなぁ・・・以上は本音コーナーでした。
で、これからがニュース。
つまり、“メーカー推奨上代ー卸値=粗利益”を確保しながら、少しでもリーズナブルな販売価格を実現するためには、輸入経費をどこまで切り詰めるかにかかってくる。
いつも思っていたんだよ、中国の工場で作られたものが日本を素通りして太平洋を渡りアメリカに上陸、それが日本の留之助まで逆戻りするみたいに空輸されて来るわけだよね。
なら、もし中国からいっきに飛騨高山まで送ってもらえたら送料も節約できて、上代も安くなるんじゃないかって。
問題は留之助みたいな多品種小ロットな、言い換えればセコイ数しか仕入れないお店の要望に応えてくれるメーカーさんがいるかってこと。

新しい輸入法、試み中です。_a0077842_11265936.jpg

が、いたんですよ、最近ではプラスチックゴッドの悪の枢軸5点セットやクラオラのニンギョー・プロジェクトを発表したSRD(スーパーラッドトイズ)さんです。
もともとダニーなんかとくらべると高めな価格設定で、ベースが御所人形という日本人にとっては郷土趣味的なチョイスだからでしょうか、アメリカとちがってウケいまいちで、どんどん在庫がたまってる。
けど、これからはSRDが契約しているホンコンの輸送窓口から直送してもらえることになり、ちょっとは安くなりそうだから、おひとつどうぞ。
じつはね、売れなくっても辛抱強くニンギョー・プロジェクト仕入れ続けた甲斐あって、スーパーリミテッドな次回作を8個、優先的に回してもらえることになったんだよ。
なんと只今、ゲイリー・ベースマンが新作ニンギョーをデザイン中、どんな変な子になるんだろう。
ウチでも、いままでにニンギョー作品を買ってくれた人優先で販売しちゃおうかな。
# by tomenosuke_2006 | 2007-08-16 11:51 | 留之助商店計画
シイタケ発見コンテスト、締め切り迫る!
ヌイグルミ・シイタケのデザイナーでシイタケ発見コンテストの発案者のエリック・スケアクローから、5人目のシイタケ・キャラのイラストと紹介文がいつものようにメールされてきた。
そのメールには、日本から傑作写真がいくつか届けられてるとも書かれていたよ。
みなさんお疲れさま、まだの人は8月15日(日本時間の16日)が締め切りなんで、あわててちょうだい。

では、恒例のシイタケご紹介シリーズその5、ものまねっ子のコピーキャット君です。
シイタケ発見コンテスト、締め切り迫る!_a0077842_17582456.jpg
「コピーキャット君は見るものすべてをマネするのが大好き。このシイタケはとても落ち着きがなくって、すぐ退屈しちゃう子なのでした」

ということで右側、下からふたつめのキャラはマリオのクリボーに似ていると小6の息子が言っておりましたが、そうなんでしょうか。
# by tomenosuke_2006 | 2007-08-15 18:03
9月のキッドロボットはおっきいのとちっさいの。
先月、8月のキッドロボットという記事で紹介した新作のうち、コジックの5インチ・サージのデザート・ストーム・エディション750個限定だけは留之助に入ってこない。
これはキッドロボット直営3店舗と直営オンラインストアのみで発売されることになったみたいで、15日午後6時にはSF店、16日午後6時にはLA店にコジックさんが来店、サイン会が開催される模様。
またオンラインでの発売は東部標準時8月16日午前11時(日本時間17日午前0時)スタートだから、欲しい人はがんばってみてちょうだい。
9月のキッドロボットはおっきいのとちっさいの。_a0077842_13295954.jpg
さてと本題だ。
9月はおっきいの(20インチ)とちっさいの(ミニフィギュア)の波状攻撃、ちょうどいいかげん(8インチ)もあるにはあるんだけれど、契約ショップでの取り扱いはいまのところ未定なんだよ。
最初は9月6日発売のスモーキンラビット・シリーズ3。
よくもまぁ、次から次に出てくるもんだよ、水玉のピエロ風がいたりハロウィンのジャック・オ・ランタン風がいたり、口裂けラビットや赤青3D印刷ラビットもいる。
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このちっちゃいのは留之助に入荷するけど、同じ6日発売のちょうどいいサイズの新作8インチ、oki-ni(オキニ)ダニー1000個限定はビミョーだ。
いまではレトロの何ものでもないインベーダーゲームの4ビット・パターンをあしらった夜光性ダニー。
有名ブランドやデザイナーとのコラボで、とくにアパレル関連のオリジナル商品を発表しているロンドンのデザイン集団oki-niの作品だからね、よけい気になる。
9月のキッドロボットはおっきいのとちっさいの。_a0077842_14515654.jpg
oki-niといえば独特のワークシステムでファッション&デザイン業界に新風を巻き起こしたことで有名。
業界の伝統や習慣に縛られることなく少数限定商品を独自にプロデュースし、ファッションのシーズンという概念を超えて、コンスタントに新しいデザインをリリースしている。
で、オキニ・ダニーだけれど、ポール・スミスのドン・ガバチョ・ダニー のようなショップ限定先行販売なんてことになりそうだね。

8インチはどっかへ持っていかれそうな気配だけれど、こっちのおっきいのは極、極、少数っていうか、正直いって1個だけ回してもらえた。
9月13日発売のミスト・20インチ・ダニー、300個限定だぞっ!
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デレクのパックマン・ダニーに次ぐひさしぶりの20インチ(50センチ)。
お店に飾るスペース作るのにひと苦労させられる20インチ。
値段高いから、そーそー簡単に売れないけど、その方がうれしいかもしれない20インチである。
4月に発売された同じミストの8インチより一層大胆なデザイン、水色のからだに墨絵風の筆使いがクールこの上ない。

9月20日には、これまた契約ショップに卸してもらえるか分からない700個限定の海賊ティーターが発売される予定。
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店主的にはジョー・レッドベターの色を変えただけのティーターとかキューイーは、もう満腹、ご馳走さまでしたっていう感じかな。
仕入れられなきゃ、あきらめもつく、あまりこだわらない。

それより待ち遠しいのは留之助商店創業以来はじめての3インチ・ダニー、シリーズ4の入荷だよ、9月27日発売。
ブラインドボックスのまま定価で売るのと、海外のショップのプライスなど参考にしながら開封品を個別に売るのと、2本立てでいこうかと思ってる。
9月もお楽しみに。
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# by tomenosuke_2006 | 2007-08-15 15:34