ロケット時代の雑誌でございます。
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トム・ウルフのニュージャーナリズム“ライトスタッフ”のとおり、またはフィリップ・カウフマン監督の同名映画版を観れば一目瞭然でしょ。
1960年代といえば、宇宙開拓の熱狂時代。
ペンシル型の飛行装置は、20世紀のカウボーイが馬代わりに操る当代切ってのアイコンだったんだよね、ロケットさん。
そういう時代だもの、どちらかっていうと怪奇モンスター博士のアッカーマン様が宇宙モノに手を染めたってしかたないわけね(売れるときに売る、これが生活のための処世術、資本経済に生きる者の心得ってもんです、ねっ、店長)。
SPACEMENの内容は表紙に謳ってあるように、世界で唯一の宇宙映画雑誌。
古今東西のあらゆるSF映画&TVから宇宙ネタをぜんぶ集めて料理した、いわゆるアッカーマン・レシピー。
よーは、ごった煮です。
それくらいのことはMONSTER WORLDの表紙見たってわかるよね、蛇女のドアップの横にバットマンとロビンだもの。
こっそり教えちゃうけど、SPACEMENのある号ではキングコング対ゴジラを何ページにもわたって特集しているし。
けれど、廃刊直前に出た1965 YEARBOOK(右上)の表紙絵だけは文句のつけようがありません。
はっきりいって子供にはもったいなさすぎ。
タイトルはSpacemen of Distinction(特別扱いの宇宙飛行士)とあり、本当のミス・ユニバースたちに囲まれてご満悦の宇宙野郎を描いてる。
アーティストはWally Wood=ウォーリー・ウッド(1928〜1981)。
1950年代、パルプマガジンの挿し絵画家としてスタートし、SF・ファンタジー・ホラー・ハードボイルド・エロチックと、いろんなジャンルの絵を描いてきた。
店主と同い年で非業の死を遂げたという彼を、アメリカのある評論家は世界で2番目に最高のコミックアーティストと呼んでいる。
店主、ウォーリー・ウッドについて、この機会にもうちょっと勉強してみたくなりました。

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Amazonで↑見つけたんで1-Clickしたよ。


# by tomenosuke_2006 | 2006-12-24 02:49 | ムカシモチャ
こんなのがいっぱいあるわけで。
留之助商店オープンしたての9月末だったか、10月のはじめかにお会いしたきり、あとは店長を介してヨロシク言い合ってた常連のロケットさんと、もうひとり、店主でさえ見逃してそうな極B級映画&和製ソフビの発掘人、中谷さんが、そろってお店に集まるって聞いたから出かけて行きました、先週の日曜(12月17日)の昼下がり。
楽しく盛り上がり、客足が途絶えた瞬間ねらって早々にお店を閉めると、みんなで店主行きつけの喫茶店ドン(ここから“Shopping・お買い物方法”のリンクボタンをクリックしてもらえれば、そのうちコジックの暗黒ダニーが睨みをきかす老舗喫茶店の店内が見られます)へリングを移し、延長戦にもつれこんだのでした。
フォレスト・J・アッカーマンの、通称アッカーマンションへ何度も遊びに通った話から、氏が編集長の雑誌FAMOUS MONSTERSに話題がおよんで、あげくは店主の下呂市の別荘の書庫に眠るお宝雑誌について。
中でも同じアッカーマンが1960年代に編纂したSPACEMENとMONSTER WORLD、前者は9号、後者は10号続いただけで廃刊になった幻のSFホラー姉妹誌を、いまもコンプで持ってるって言ったら、ふたりともググッと身を乗り出したんだよね。
そう、どんな表紙かって聞かれて、今度ブログで紹介する約束してたの、思い出しました。
なわけだから、まずは中谷さん系?のMONSTER WORLDでメリークリスマス。
こんなのがいっぱいあるわけで。_a0077842_20332131.jpg

# by tomenosuke_2006 | 2006-12-23 22:38 | ムカシモチャ
ベースマン・ファンさん、しばらくお待ちを。
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ベースマン・ファンさん、しばらくお待ちを。_a0077842_93833100.jpgゲイリー・ベースマンが創り出したキャラの中でも、とくにイタズラ小僧なのがホット・チャチャチャ。
お問い合わせいただいたコアなベースマン・ファンさん、ご安心ください。
メーカーに直接かけあって、ツバつけときましたから。
留之助商店が、いちばんに仕入れます。
が、まだ生産前で発売日は未定。
新しい動きがあれば、即、ご報告いたします。
いましばらく、お待ちのほどを。
ところでベースマン・ファンさんならご存知でしょうが、250枚限定のこんなポスターも在庫してます。
# by tomenosuke_2006 | 2006-12-23 01:59 | イマモチャ
ヒューブレー・オートマチックです。
さぁ、興味のある人は下の写真をクリック拡大して見てちょーだい。
店主が中学生の時、月刊少年情報誌ボーイズライフの広告見て取り寄せた上野アメ横「堀内商店」のカタログだよ。
中央上の2丁、マテルのファンナーとスナブノーズについては、ずいぶんまえにちょこっと触れたよね。
で、今回はアメリカのHUBLEY=ヒューブレーのオートマチックについて。
ヒューブレー・オートマチックです。_a0077842_22343420.jpg
むかしむかし、旅行カバンから銀色のピストルを取り出しながら「これはな、日本でニセモノが作られるくらい有名で、ホンモノは数が少なく、なかなか手に入らんオートマチックコルトなんだよ」と、もったいぶる父の言葉をいまでもはっきりと覚えている。
残念ながら、父のおみやげのヒューブレー・オートマチックは百連発の巻火薬で撃ちまくり倒して、いつの間にかなくなってしまったけれど、スナブノーズ同様、アメリカ住まいしていた1980年代にアンティック・ショップで本革製のガンベルトとセットになったの見つけて大事にしてきた。
ヒューブレー・オートマチックです。_a0077842_043693.jpg
このヒューブレー、たま〜にebayにかかることがあるのだけれど、火薬を使うタイプのトイガン(キャップガン)はオークション・ポリシーで海外発送が禁止されてるから、指をくわえてながめるだけ。
ながめながら、父のニセモノという言葉を曲解したために、大物を買い逃してしまったことを思い出したり。
それが堀内商店のカタログの中央中ほど、やや右寄りのコルト・コマンダーとPベレッタなんだな。
じつはこれ、あとになって知ったんだけれど、モデルガン・メーカーの老舗MGCが自社オリジナルを製造販売するまえの時代、ヒューブレー・オートマチックを使ってカスタムメイドしたという極上品で、けっしてニセモノなんかじゃなかった。
が、父の言葉の真意が分からなかったもんだから、コルト・コマンダーとPベレッタを無視しちゃったと。
実際はMGCがカスタム用にヒューブレー・オートマチックを買い占めたみたいで品薄となり、東京下町のオモチャ工場がコピーを作ったという話を、これまたあとになって聞いた。
スガモモデルとかいう名前だったように思うのだけれど、まちがってたらゴメン、それが父の言ってたニセモノだった。
とにかく店主はそのむかし、日本に輸入されMGCに買い占められずにすんだ本当にレアなヒューブレー・オートマチックで遊んだ数少ない少年だったのだよ。(だから?)

じっくりヒューブレー・オートマチック。
# by tomenosuke_2006 | 2006-12-23 01:18 | ムカシモチャ
特許庁より商標登録を認める旨の商標登録査定が電子通知されました。
今年7月に店名の“留之助商店”と当店の取扱商品を総称する造語“オブジェモチャ”のふたつについて、ネットで見つけた特許事務所の先生にお願いして商標登録出願の手続きをとってもらった。
費用はナンやカヤで2件分合計147,000円。
開店前で何かと出費のかさむときに、けっこう追い討ちかけられた感じだったね。
詳しくは7月10日のブログ7月12日のブログにあるとおり。
そんとき、店名のイワレを書くついでに、↓のキャラのレッドバージョンの写真を使ったんだけど、分かる人には分かるよね、アレのアメリカ版だ。
特許庁より商標登録を認める旨の商標登録査定が電子通知されました。_a0077842_1916297.jpg
そしてつい先日、同じ事務所の先生からメールが。
サブジェクトは、カッコ「特許庁より商標登録を認める旨の商標登録査定が電子通知されました」カッコトジ、マル。
ドキッだね。
いつかこの日がくることは分かってたし、費用も商標登録出願時より高くなることも無論。
けれどねぇ、いま留之助商店は最初の年末を迎え、これまたいろいろ出費がかさんでアップアップだというのに、またしてもの追い討ち請求。
払いましたよ、いわれるままに372,000円。

・・・・・・・・・・・・・・・・レレッ?
書きながら、まえのブログ読み返してみると2度目に支払う商標登録時の費用は2件で208,000円とあるじゃないの。
お願いしてた事務所のHPの料金表も同じ金額だし、これ見ながら商標登録の流れの説明を受けたんだよね、あんとき。
何かの間違いにきまってる、さっそく連絡とって、お金返してもらわなくっちゃ。
なんでもブログネタにする心構が、こうやって余計な出費を食い止める?
とってもいいことじゃぁないですか、ややっこしい詐欺に引っかかったんじゃなければの話だけれど。
# by tomenosuke_2006 | 2006-12-22 20:39 | 留之助商店計画