飛騨高山では、きょう、店長君(店長候補から昇進しました)が店舗予定地にビルメンテ会社のスタッフを招き、清掃の見積もりなどを依頼しました。
もとはピンクハウスのブティックだった場所。 お金のかかる大きな改造はしないで、奥に長いウナギの寝床のような作りをいかしたお店作りを計画しています。 ちょっとやそっとでは一望できない多層ディスプレー。 入り口をくぐり、奥に行き着くまで、さまざまに変化する怒濤の商品群。 キャワイイがスゴイになって、ギョエッで締めくくられるような、そんなお店にしたいと思っています。 とりあえず店長君から店舗予定地の様子がメールで届きましたので、アップしておきます。 #
by tomenosuke_2006
| 2006-07-26 23:34
| 留之助商店計画
7月25日、午後1時半、何故。
なぜ、オシッコがいっぱい出るようになったというのに、アルブミンの数値はいぜん低いままなのか。 なぜ、話題のMacBookではなくて、いまさらiBook G4/12inchの最終モデルなのか。 前者について考えてみたって、シロウトの私にそのワケが分かるはずもなく、それよりはiBookを買うまでの不可解な気持ちの流れを振り返ってみた方が、まだ面白い。 小田先生に会うまで・・・夕刻、死刑宣告を受けるまでのあいだ、iBook G4に逃げ込むのも悪くはない。 そもそもiBook G4を買おうと思ったのは、会社の女の子が書類作りに使っている最初期の、いわゆるシェル型のiBookを買い替えてやりたかったから。 程度のいい中古をヤフオクで落札し、OS9から解放し、ワイヤレスでネットにも接続して、私とのファイル交換も可能になれば、仕事もはかどる。 動機はいたって健全、社員思いの社長だった。 オークション >コンピュータ>パーソナルコンピュータ>Macintosh>ノートブック>iBook>G4 絞り込んでいくと、iBook G4とその関連商品だけでおよそ70点が出品され、開始価格が低めに設定された完動品には、かならず入札者がいる。 じつに活気のあるカテゴリなのだと知った。 ヤフオクで長く遊ぶと、入札者や様子をうかがうギャラリーたちの熱気を出品ページに感じとれるようになる。 とりわけ人気の出品物は、ときには陳腐な画像にもかかわらず、人々の注目を浴びて魅力を増し、実際以上に価値あるもの、掘り出し物の様相さえ呈してくるのだ。 いろんな仕様のiBook G4が一堂に会するこのオークション会場は、まさしく宝の山のように見えた。 が、しかし私のような落札回数だけで1000を超えるヤフオクシニアになると、嗅覚は別のものを探り当てる。 他の入札者が敬遠するあぶない出品物、けれど値打ちなものを嗅ぎ分けて、がぜん欲しくなってしまうのだ。(つまりビョーキ) で、前述の在日アメリカ人が出品したiBook G4/12inchの最終モデルに行き着いたというわけ。 問題は、いつの間にか会社の女の子のことは忘れ、自分用に欲しくなっていたことだった。 最終モデルは、もちろん彼女には過ぎたマシンである。 いまではアップルのラインナップにはない最小型の12inchノートブックの、しかもハイエンド・モデルだ。 ここで押えておかないと、悔いを残すことになるではないか。(分かってるって、ビョーキだってこと) 物欲に仁義はない! というわけで、iBookの“なぜ”はムリムリ解明されたのだったが、アルブミンの“なぜ”は、いまだ闇の中にあった。 午後3時半、宣告。 その瞬間は、何の前触れもなくおとずれた。 私の部屋を軽くノックする音が聞こえたかと思うと、ドアが開き、スーッと小田先生が、新之介先生を伴ってあらわれた。 覚悟していたものとは微妙に異なる空気が部屋を満たす。 小田先生は物静かな研究家タイプの医師だが、いまはぱっちり大きな目がチャームポイントの人のよさそうな中年紳士に見えた。 新之介先生はというと、腎生検の結果を伝えに来たときの頼りなげな顔つきとは裏腹の、自信に満ちて明るい、もはや笑みさえこぼれそうな面持ちで、小田先生の後ろに控えた。 なんと尿検査の結果、タンパクが1.94gに大幅減少したのがわかったのだ。 パルス療法が本当に効いたのである。 アルブミンと尿タンパクの数値は、かならずしも時を同じくして反比例するものではないらしい。 肝心なのは、まずタンパクが尿に混じって漏れ出すのが改善されること。 そうすれば自ずとアルブミンが増えてくる。 膜性腎症についての詳しい説明があり、寛快(かんかい=完全に治る)する人もいると教えられた。 ごく稀に膜性腎症が胃癌、大腸癌、前立腺癌に起因することもあるらしく、念のために検便と血液検査を明日受けることに。 そして話題は、退院と、退院後の生活におよぶ。 そう、来週からの話しを、私は聞いていた。 ふっと、窓辺に陽が差したような気がした。 たったいま、きょうが晴天だと気がついた。 ふたりの頼もしい医師が部屋をあとにして、数分後、新之介先生だけが舞い戻って来た。 本当によかったですね! ひとことそういい残し、出て行った、颯爽と。 きっと彼は名医になると、私は思った。 夕食まえのひととき。 じっとしていられないというのは、こういうことをいうのだろう。 できれば外に駆け出し、芝生を見つけて大の字になり、思いっきり夏空を仰いでいたい。 が、そうもいかないから、詰め所のまえまでぼちぼち歩き、体重計にのる。 おっ、水は完全に抜けたな。 私をみつけて、詰め所の中から看護師さんがひとり、飛び出してきた。 ベテランの中島美子ちゃんが、かわいい声で、よかったね、と。 ついこのまえ、代わり映えしない検査の結果をすまなさそうに伝えにきてくれた人だ。 部屋に戻る廊下で、今度は大きなお腹の看護師さんとすれ違った。 若手の横井里佳ちゃんが、一時はどうなるかと思ったけれど、よかったですね、と。 今週末から産休に入る彼女には、きっと同じころに退院できますよと励まされてきた。 男子トイレで誰かの尿瓶を取りに来た看護師の服部樹文(しげふみ)君に会った。 彼もまた、よかったですね、と。 入院して最初に採血してくれた人で、趣味は食玩を集めること。 あれからずっと、いまも、コンプリートするための最後のひとつを探し続けている。 東5Fの廊下は、祝福の花道? ひとり晩ご飯で、お祝いだ。 午後10時、就寝。 #
by tomenosuke_2006
| 2006-07-26 22:16
| ネフローゼ症候群
7月25日、午前3時半、起床。
というか、いつもこの時間にいったん目覚め、しばらく読みかけの本を広げたり、ノートブックで遊んだりして、また寝ることもあれば、そのまま昼ごろまで起きていることもある。 決めといえば時間どおりに運ばれてくる3度の食事ぐらいで、あとの時間割は全マス自習といった感じ。 人に迷惑をかけず、自分をいじめなければ、何をしてもいい。 したいことをして(といっても院内でできることには限度がある)、寝たいときに寝るという生活を続けているから、3時半の起床はべつだん早起きというわけでもなければ、服用しているステロイド剤が誘発するらしい神経の昂ぶりが原因でもない。 自然の成り行きなのだ。 けさは、しかし早くから忙しかった。 昨夜、ヤフオクで落札したふたつの品物のうちのひとつ、こまめにメールをくれる出品者から元払送料と振込先を知らせるメールが、もう届いていたから。 さっさと希望落札価格で落とさないと、途中で出品取消しにあったかもしれない40年前のトイガンで、こういう訳ありの品物は迅速に処理するに限る。 ジャパンネットバンクから送金完了。 そしてもうひとつ、これがやっかいだった。 今回がヤフオクはじめてという在日アメリカ人の出品者から、未使用のiBookG4/12inch最終モデルを破格で落札したまではよかったけれど、何を勘違いしたのか落札後に出品を取り消してきた。 結果、私が落札をキャンセルしたことになり、自動メッセージでマイナス評価がつけられた。 ヤフオク6年で築いた850に達しようとするプラス評価に、これが最初の汚点「非常に悪い」の烙印が押されてしまったのだ。 およそ6日間、暇にまかせて虎視眈々と狙ってきた文字通りの掘り出し物だった。 出品者が新規だということに加え、たどたどしい日本語による商品説明を読んで、多くの人たちがリスクを感じたのだろう。 私以外の入札は1件もなかった。 終了日時が月曜日の午後2時40分というのも、競争率を低下させる要因だったかもしれない。 場合によっては英語でやりとりすればいいし、馬鹿正直に公開プロフィールをくまなく記入して、顔写真まで添付しているところを見れば、悪人でもなさそうだ。 私的には以上の理由で首尾よく落札したつもりだったのだが。 午前5時半、採血。 看護師さんが採血におとずれ、専用容器に取り分けておいた朝いちばんの尿を引き取っていく。 私がいる東5Fには介護を要する年老いた患者が多く、とくに看護師の少ない朝、食事の世話にはかなりの時間と労力がさかれるらしい。 だから忙しくなるまえにできることは済ませておきたいという理由で、いつも採血は早朝と決まっていた。 おととい下呂市の家に1泊した朝、尿意が減速して意地悪な浮腫みがぶり返してきたけれど、日曜の夕食前に病院へ戻り、落ち着くと、はじまった。 瀑布のごとき奔流。 日曜日の夕方から月曜日の朝にいたるおよそ12時間で900cc。 その後の24時間、つまりついさっきまでで畜尿ビンは夢の満杯、2000ccを記録した。 浮腫みはみるみる退いていき、パルス療法の効果を強く実感する。 あとは血中のタンパク質=アルブミンの量と尿タンパクのそれぞれの数値が、どれだけ正常値に近づいてくれるか、なのだ。 看護師さんが持ち帰った血と尿が、いずれ教えてくれる。 午前7時半、朝食。 配膳まえ、看護師さんがまずお茶を注ぎに各部屋をまわる。 浮腫みがひどかったころ、まる1日かけて、マグカップ1杯のお茶を恐る恐る飲んでいた。 が、いまは脱水症状になるのではと思えるほどの排出量で、水分を補給しないとからだが干上がってしまいそうだ。 いつもの味気ない簡素な食事が、TV台から引き出された小さなテーブルの上に置かれる。 これで健康が取り戻せるなら、塩やタンパク質など永遠に悪魔にくれてやる。 メールの受信を知らせるビープ音がノートブックから聞こえてきた。 例のアメリカ人からだった。 なんで、落札キャンセルしたかと聞いてきた。 まるで分かっちゃいない。 昼に電話がほしいと、ケータイ番号が記されていた。 午前9時半、回診。 頼りなげなところがかわいい研修医の新之介先生が、思い詰めた面持ちであらわれた。 私の部屋をたずねるたび、いつも問われる腎生検の結果が、どちらかというと喜ばしくない結果が、やっと出たにちがいない。 それをどう報告しようものか気持ちの整理がつかないまま私と対面したために、表情は困惑の色をにじませることに? 膜性腎症(まくせいじんしょう)。 ネフローゼ症候群の数ある原因のうちでも、ワーストではないものの、けっして軽くはない腎炎。 昼まえに出る血液検査と午後に出る尿検査の結果を踏まえ、夕方までには主治医の小田先生から詳しい報告と今後の治療について説明があるといわれた。 もちろん、ネットでチェック。 なるほど、たんぱく尿の出現や回復を繰り返しながら、長い経過をたどることが多く、腎不全への移行は一般に少ない、か。 ステロイドの反応性は緩徐とも。 うきうきするようなフレーズはどこにも見当たらず、夏だし、気分転換に持参したDVDのサンダーボール作戦を観ることにした。 サンダーボール作戦が私的には限界だな。 クロディーヌ・オージェがいかにゴージャスでも、007シリーズが私の期待とは逆の方向・・・スパイ戦がとうとう団体戦となって荒唐無稽な空騒ぎ・・・へと暴走するのを許す理由にはならない。 シャワーを頭から浴びながらバハマの海をわたる自分を空想したら、鼻孔から水を吸い、溺れかけて悲しくなった。 浴室の鏡に自分を映す。 なんとスッキリ痩せたことだろう。 詰め所のまえにある体重計にのる。 昨夜から2キロ、けさからでも1キロ弱減って、現在61キロ、入院時から9キロも痩せていた。 正確にはにっくき水が抜けたわけで、まずはからだが軽く楽になったことを心から喜ぶことにしよう。 入院まえの私を知る人には、やつれたと映るのだろうか。 午後1時、数値。 昼食をとりながら、アメリカ人と話をした。 iBookは買うことにして、あとはぜんぶまとめて許す。 あーだこーだやってる暇があるなら、ほかにすることあるでしょ、である。 待望の血液検査の結果を看護師さんが届けてくれた。 血中アルブミンは1.7g/dl・・・つまり、入院した日と同じままじゃねぇか。 何も改善されていない。 密かに夢見てた月末の退院は、アルブミンの数値とともに露と消えた? しばらくして新之介先生がたずねてきた。 まだ若い、嘘がつけそうもない真っ正直な彼の顔に同情の色を見て、一瞬、明るく振る舞う術を見失う。 小田先生に会うまでの数時間を、どう過ごしたらいいのだろう。 #
by tomenosuke_2006
| 2006-07-25 23:51
| ネフローゼ症候群
さいとうたかをの連載劇画“女王陛下の007号”、怪獣の製作現場を紹介した“ウルトラQの舞台裏”、ハインラインの長編傑作シリーズ“人形つかい”、今月の誌上ロードショー“砲艦サンパブロ”、カラー特集“世界のレーサーカー”、それから、“モンキーズに関する20の知識”に“夏休みガールフレンド作戦”・・・ どの号も、どのページも、くまなく目をとおした。 取り上げられる記事に境界はなく、まさしくバラエティーに富むとはこのことをいうのだと思った。 厚さ2センチ足らずの月刊誌ボーイズライフは知識の宝庫であり、情報の大海原だった。 1960年代少年の大冒険そのものだったのだ。 もしかしたらいちばんの冒険は、巻頭に綴じられた正方形のピンナップ写真だったかもしれない。 白いビキニのナンシー・シナトラ、大きく開いた胸元から豊かな谷間をのぞかせるアン・マーグレット、バーバレラのきわどい衣装を着けたジェーン・フォンダ・・・ドキドキしながら釘付けになった。 1966年のボーイズライフの定番記事といえば、日本ロケされた007は二度死ぬの速報で、毎号かならずボンド俳優ショーン・コネリーの小さな顔写真と007のガンシンボル・ロゴがセットで表紙に印刷されていた。 そしてもうひとつ、1年まえの1965年に終わったバークにまかせろの後続番組として登場するやいなや、圧倒的な盛り上がりをみせていたアメリカのTVシリーズ“0011ナポレオン・ソロ”。 その関連記事が、あるときは主演俳優のインタビュー、また別の号ではスパイ兵器特集といったぐあいに、つねに誌面を賑わしたのだった。 イギリスのスパイが007なら、こちらはアメリカ代表の0011。 ナポソロは電波にのり、TVアンテナのある場所ならどこにでも現われ、文字通り世界をまたにかけて大活躍した。 いまみれば、低予算のご都合主義と気の抜けたアクションのナポソロだが、ましてや007と比較するのはかわいそうすぎるけれど、007より唯一すぐれている点、とりわけ印象深く、脳裏に刻まれ、いつまでも忘れることのできないモノがあった。 この際だ、ナポソロのシンボルと断言してもいいだろう、彼らスパイの所属する諜報機関U.N.C.L.E.の名をとり命名された銃、P38アンクルタイプである。 短く切り詰めた銃身の先に小さな鳥カゴ状のマズルブレーキを着けたハンドガンと、各種アタッチメントで大きく強化させたカービンタイプの2種類。 M2カービンに赤外線スコープを載せた敵組織スラッシュの専用銃、スラッシュライフルもまた、変身銃の魅力を放っていた。 1960年代スパイモチャのお約束、付け足し育てる変身銃の家元こそ、我らがナポソロだったのである。 アメリカのオモチャメーカー、アイデアルが最初のライセンサーとして、TV放映と同時期の1964年にアンクルカービン(商品名ナポレオン・ソロ・ガン=上の写真)とスラッシュライフル(左下の写真)を含む4種類のプラスチック製キャップガンを発売した。 紙巻き火薬を金属製マガジンに入れ、グリップ下から装填するという作りは4種共通で、しかも同じマガジンがすべてに流用されるという賢い作りだった。 対象年齢は小学生ぐらいか、店主がもし中学生のとき見たとしても、スラッシュライフル以外、親にねだることはなかったと思う。 ベースとなった実銃ワルサーP38からはほど遠く、むしろSF的ともいえる形状は、いまだからこそ愛らしく、物欲を刺激する。 1年遅れて1965年にはイギリスのローンスターからも、アンクルタイプが出た。 こちらは同社がすでに発売していた3分の2サイズのダイキャスト製キャップガンのモーゼルに、U.N.C.L.E.のロゴをあしらったもの。 サイレンサーとホルスターの3点セットのほか、豪華アタッチメントをアタッシュケースに収めたカービン・タイプが、おもにヨーロッパで売られた。 いまだにヤフオクにかかると、激しい争奪戦が繰り広げられるファン垂涎の品。 モデルガンメーカーのパイオニア、MGCのP38アンクルタイプ(右上のチラシと下の写真の右側)である。 ボーイズライフにも広告が載った。 マテルのスパイモチャやスナッブノーズにはじまり、ついにはMGCのモデルガンでオモチャ遊びの最前線にいた少年時代の店主にとって、それはトドメの何ものでもなかった。 モデルガンの売りでもあった“リアル”とは微妙に異なる、夢と遊びのメカニズムで動くオートマチック・ピストル。 当時、ステージガンという言葉を知っていたら、もうそれだけで気持ちの整理がついただろう別格のモデルガン、それがMGCのアンクルタイプだったのだ。 猫も杓子も同じ黒革なのが気にくわないと、あるとき茶色のアタッシュケースに替えた父からお古をもらい、アンクルタイプがきれいに収納できるよう改造して、遊んだ。 アタッシュケースから取り出し、組立てたり、分解したり、また組立てたり。 あまりイジりすぎて、スコープマウントを取り付けるネジ山を潰してしまい、泣いた。 MGCのライバル、中田商店からもアンクルタイプ(下の写真の左側)が出た。 こちらはオリジナルにはない(アイデアルのカービンにはあった)ビポッドが用意された。 プラスチック製のグリップに鉄の重いストックを着けると、ギシギシきしむイヤ〜な音がして、取り回しには十分気をつけねばならなかった。 1965年の映画“0011ナポレオン・ソロ/消された顔”もそのひとつで、最近やっと機会を得て、噂どうりだったことを確認したのである。 映画がはじまってすぐ、イリアが2台の小型ロボットに襲われアンクルタイプで反撃するシーン。 じつはそのロボットこそ、構造がやっかい過ぎて小学生の店主には完成できなかった懐かしのプラモ、ビッグサンダーボーイの原形となったロボットコマンドだったのだ。 赤い頭と青のからだがカラフルポップなロボットモチャの代表選手(当店サイトのトップに登場)。 ナポソロのライセンサー、アイデアルの大ヒット商品だったばかりか、それは1960年代のアメリカ少年たちを熱狂させたオッキモチャ・ブームの火付け役でもあった。 スパイモチャからオッキモチャへ、店主の玩具道は果てしなく続くのである。 アンクルタイプ大行進! #
by tomenosuke_2006
| 2006-07-24 18:47
| ムカシモチャ
本来ゼロであるべきところ、尿にタンパクが漏れ出て、それに反比例するかのようにアルブミンという血中のタンパク質が正常値の4.0g/dlを割ってしまう。
その結果、浮腫やさまざまな機能障害を引き起こすことをネフローゼ症候群というのだが、はたして私はというと、入院当初、尿タンパクは7.92g、アルブミンは1.7g/dlをマーク、惨憺たる状態だった。 1回目のパルス療法のあとの検査(尿と血液)では、尿タンパクが3.60gに低下するも、アルブミンはいぜん1.8g/dl。 そこで2回目のパルス療法を受けることとなり、終わったのが一昨日の木曜日。 きのう、ふたたび検査があり、その結果を看護師さんが届けてくれた。 ごめんね、いい報告ができなくって、なんてさびしそうな顔でいわれると、どんな言葉で彼女を励まそうかと思ってしまうフェミニストな私である。 尿タンパク4.33g、アルブミン1.9g/dl、確かにうれしくない数値。 尿タンパクが3.5g前後で安定すれば、通院治療に切り替えてもらえるかもしれないというのに、これではなぁ。 しかし、昨夜あたりから夢にまでみた押しよせる尿意を実感、怒濤のような排出量を記録した。 1500ccだよ、いわゆる1.5キロ、けっこう重い。 余分な水を摂らない生活をしているから、この1500ccは中味が濃い、意義がある。 浮腫みがやわらぐだけでなく、腎機能が活発化して、血のバランスが戻っていく兆しなのだ。 きのうとは打って変わって、きょうの岐阜は青空が広がっている。 お店の開店準備をしながら、じつは私の会社でお弁当作りのアルバイトをしている店長候補君が、やりくりして迎えに来てくれることになった。 今夜は下呂に一泊して、あしたの午後、病院へ戻る。 本当はこのまま、ここにいて、2リットルの畜尿ビンがなみなみと満たされていく様子を眺めていたくもあり。 ニョウに後ろ髪を引かれる思いですが、とりあえず行ってきま〜す。 #
by tomenosuke_2006
| 2006-07-22 08:49
| ネフローゼ症候群
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