在庫チェック。
高山市本町通りに見つけた留之助商店用空き店舗。
高山市が推進する商店街活性化のための補助金申請に店長君が取り組んでいる。
(その進行具合もいずれリポートするつもり)
同時に少しでも早くお店が開店できるよう、留守の店主に代わり、店長君が計画を立ててくれた。

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オモチャ屋とはまったく関係のない我が社の社長室(左)やら自宅のありさまです。

1.下呂市の倉庫の出入り口や通路をふさいでいるオモチャをクルマで運ぶ。ステーションワゴンで最低5往復。
2.日本通運名古屋支店の美術品課さんにお願いして、等身大のロボットやモンスター、デリケートなプロップや割れやすいネオンサインなどを、2トンの美術品専用車で運んでもらう。4名のスタッフが付き、1回が20万円。2回で済ませたい。
3.大物をお店のだいたいの位置に据えたら、ショーケースを設置。商品の本格的な搬入とディスプレー作業に備える。
在庫チェック。_a0077842_1817275.jpg

倉庫の状態。店主も何がどこにあるのか分かりません。

店長君いわく、
「品物が多すぎて、どこに何があるのやら、在庫チェックができません」
「お店の広さからいっても、いまある在庫の2、3割しかディスプレーできないのでは・・・危機的在庫過多状態・・・これからはもっと商いに徹して、売れそうな商品中心に仕入れてください」
いい忘れましたが、留之助商店では店主と店長の担当が明確に色分けされています。
ぼく、買う(仕入れる)人。
君、売る(稼ぐ)人。
よろしく。
# by tomenosuke_2006 | 2006-07-08 18:36 | 留之助商店計画
前後いたしましたが、
自己紹介がまだでした。
ここをご覧いただければ、ある程度のところはご推察いただけるかと。
もとLA在住映画ジャーナリスト(1980年〜)で、いっときデザイン評論家(1986年〜)を兼業したことも。
前後いたしましたが、_a0077842_1743638.jpg帰国後はイベントプロデューサー(1990年〜)やったり、SFXプロデューサー(1994年〜)になったり、クールトイズ(1995〜)っていうオモチャ雑誌では編集のスーパーバイザーやらせてもらいました。
いまも下呂市と高山市で弁当屋のあるじ(1986年〜)続投中です。
こどものころからず〜っと、大きくなったらオモチャ屋さんになりたいと思いつづけ、気がつけば53才。
機は熟しすぎて、腐る寸前?
このままでは夢多きこどものころの自分を裏切るような気がして、末広がりの平成18年8月8日に、世界のどこにもない、個人的趣味が満載の楽しすぎるオモチャ屋を飛騨高山に開店しようと準備を進めてまいりました、が。
さて、お店の行方は?
店主のコンディションは?
どうなることやら・・・です。
# by tomenosuke_2006 | 2006-07-08 16:59 | TV・映画・ビデオ
七夕の腎生検。
タナバタだったんだ。
昼食を抜いた午後1時、腹部のCTを撮るよう伝えに来てくれた看護師さんから、七夕だと教えられた。
7月7日=ぞろ目のラッキーセブン=腎生検ではいい結果が出ますように=星に願いをかける気弱なワタシなのでした。

息を吸ってぇ・・・止めてぇ・・・はい、楽にしてぇ。
きのうはこの言葉を何度も耳にした。
まずはCTスキャン。
次は、自室で抗生物質の点滴を受けたあとに向かった腎生検の処置室で。
レントゲンのベッドに腹ばいになり、さっき抗生物質を注入したサーフローに今度は造影剤の点滴がつながれ、映像を見ながら主治医の小田先生が針を刺す部位に印をつける。
息を吸ってぇ・・・止めてぇ・・・はい、楽にしてぇ。
腰に打たれる局部麻酔の恐怖を紛らわせようと、血液検査や点滴など、ここに来てからいったい何回、針を刺されたことだろう、なんて思ってみる。
パルス療法初日、そういえば看護師さんがサーフロー打つのに失敗し、二度打ちされたりして、けっこう修業は積んできたのだ。
麻酔注射のあと、背後の小田先生から“バッチン”という金属音を聞かされて、処置中にこんな音がしても、けっして動揺しないようにと声をかけられる。
腎臓に突き刺した針の中を通り、糸球体を引っかけて採り出す、何か恐ろしい形状の道具にちがいない。
息を吸ってぇ・・・止めてぇ・・・バッチン・・・はい、楽にしてぇ。
もう一度、息を吸ってぇ・・・止めてぇ・・・バッチン・・・はい、楽にしてぇ。
ホッ。
違和感は感じたものの、腎生検はあっという間に終わった。
ここ岐阜病院の年間の腎生検症例数は100件以上。
さすが小田先生は熟練してらっしゃる。
止血剤の点滴につけ換えられ、移動ベッドで部屋へ帰る。
ちょっと大袈裟。

内科的腎疾患の正しい診断に欠くことの出来ない検査が腎生検。
この結果で今後の治療の方針が決まる。
院内で行われる顕微鏡検査の結果は1週間後。
さらに詳細な病変を調べるための電子顕微鏡による検査が外注に出され、結果はおよそ1カ月後に出るとか。
夕食後、血圧検査が繰り返され、針を刺したあとの傷口から出血がないかどうか何度も確認されて、眠れぬ七夕の夜のはじまり。
寝返りはうてないし、ステロイドの副作用で目がさえて、検査まえに入札したebayのJVC Video Capsuleが落とせたか、とくに気なるのだった。
# by tomenosuke_2006 | 2006-07-08 12:22 | ネフローゼ症候群
JVC Video Capsule
気がついてよかった。
10日以上まえ(つまり入院するまえ)から狙っていたebayの出モノ、1973年製JVC Video Capsule(ビデオ・カプセル)の落札時間が、あと15時間に迫っていた。
・・・腎生検のあとは出血しやすく、一晩安静がきまりだから、夜中ごそごそノートブックを取り出して入札なんてできっこない・・・
ebayは自動延長がないぶんだけ、ヤフオクよりスリリングで面白い。
秒刻みの入札合戦。
残り数秒でひっくり返され、悔しい思いをしたことが何度かある。
残り数秒でひっくり返し、いい気分になったことが何度もある。
が、今回だけは競争を断念し、高めに入れておいて、あしたの朝の楽しみにしておこう。
JVC Video Capsule_a0077842_13125889.jpg

時代物家電も当店のレパートリーのひとつである。
時代物といっても、とくに60〜70年代の奇抜なデザインのレコードプレーヤーやラジオやTV。
ヴィンテージFMラジオはFMトランスミッターiTripをつけてiPodコンパチで楽しむ。
さしずめ音源は必須のビートルズに、ぜったいモンキーズ。
ナンシー・シナトラやシルヴィ・ヴァルタンもいい。
DVDデッキをつないだヴィンテージTVで0011ナポレオン・ソロでも再生すれば、気分はもはやいたいけな少年時代。
ただしアメリカから仕入れるラジオやTVは、そのまま日本の環境では使えない。
たとえばiPodはiTrip Stationsと呼ばれるアメリカ版プレイリストをアメリカのサイトからダウンロードして周波数帯域を増やす必要がある。
TVはRFモジュレーターという小さなメカをデッキの間にかまして使う。
いま狙っているJVC Video Capsuleは、FMとTVの一粒で二度おいしいコンパチモデル。
何がなんでも落とさねば。
# by tomenosuke_2006 | 2006-07-07 13:20 | ムカシモチャ
ブログ準備、パルス療法。
この個室、ネットは快適なくせに、ケータイがつながりにくい。
けれど、心配無用。
名古屋の多丸さんにはSkype使ってブログ立ち上げのサポートをしてもらえばいい。
彼の奥さんが、新居を建てるまでの道のりやら寄り道をブログ傾斜地のケーススタディハウスで淡々と綴ってらっしゃるのを拝見して、楽しそうでもあり、彼女のゆったりした暮らしぶりをうらやましく思っていた。
ネフローゼ症候群で手に入れた、店主ゆとりの入院生活。いまこそブログでしょう。

ブログ準備、パルス療法。_a0077842_2150467.jpg週末かけてブログの体裁を決め、6月3日月曜日には3日間がかりのステロイド静注パルス療法がはじまった。
簡単にいえば、1日250mLのステロイドホルモンを1〜2時間かけて点滴し、血液のろ過装置ともいうべき腎臓の糸球体基底膜(タンパク質を漏らさないための膜)の、あらくなった網の目を矯正させる治療。
浮腫は尿にタンパクが漏れ出ることに起因する。
パルス療法が効くのは、ふたりにひとりの割合だとか。
効いても再発することが多く、場合によっては薬漬けの生活を強いられる。
点滴の2日目、つまり7月4日火曜日、ブログをアップ。
ん、これは面白い。
点滴3日目、もはや病みつきになってしまった。
ステロイドホルモンじゃなくって、ブログのことだよ。
7月6日からはステロイドの錠剤プレドニンを30mm、服用。
いっきにステロイドを止めてショックを起こさないよう、徐々に減らしながら様子をうかがうらしい。
抵抗力を発揮するのに重要なタンパク質を尿に失っているところにもってきて、ステロイドはさらに抵抗力を低下させ、ちょっとした風邪でも肺炎に進行し、最悪、命にかかわることさえあるという。
看護師さんからマスクとうがい薬をもらい、主治医の小田先生からはステロイドの副作用についてレクチャーを受けた。
病気のことばかり書いていると暗いブログになりそうだから、たまにはオモチャネタ(↓)をはさんだりして、とりあえずリアルタイムの7月6日木曜日にたどり着いた。
なんだ、この使命感のようなものは・・・
明日は午後から腎生検。
局部麻酔で腎臓に針を刺し、糸球体を取り出して、その弱り具合をチェックするのだ。
ちょっと、怖い。
看護師や研修医の新之介先生に頑張ってと励まされると、小心者の店主はますます萎縮するのだった。
あした一晩は安静にしてなくっちゃダメらしく、ブログが書けないのがさびしいような。
# by tomenosuke_2006 | 2006-07-06 22:05 | ネフローゼ症候群