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ウォーマシン、もとはトライポッドでした。
一連のウォーマシンのポストを見たKarl Tateさんから、参考にと、雑誌記事のスキャン画像が送られてきました。
そういえばこの記事、1980年代はじめごろに見た覚えがあるのだけれど肝心の雑誌名が思い出せない。
カール・テートさんとは、2007年のワールドコンで公開されたデッカード・ブラスター(通称ワーコン・モデル)を撮影して世界に配信し、ファンを狂喜させた張本人であり、留之助ブラスターのために高解像度画像を提供してくれたり、数々の貴重なアドバイスをくれたなくてはならない人。
本業はロボットやスペース・シップが大好きなSFイラストレーターで、留之助書店のロングセラーDVDToys Are Us: A Revolution in Plastic(トイズ・アー・アス:プラスチック革命)のプロデューサーでもあります。
そのカールさんから届いたスキャン画像、中段左の蝶ネクタイの人物こそがウォーマシンのデザイナー、アルバート・ノザキで、コンセプトモデルに手を添えている。
で、元来ウォーマシンは3本脚に支えられ、コブラはフライングマンタの尻尾よろしく後方から伸び出ていたことが一見して分かる。
ウォーマシンはトライポッドとしてデザインされたものの、撮影が困難なために省略されたのでしょう。
船底の3つの楕円のElectromagnetic Stilts=電磁石式竹馬という設定は、その名残というか、せめてもの思いだったのかも知れません。
ちなみに中段右の画像の「ジョージ・パルが組立て途中の緑色のプラスチック製ノーズを点検している」というキャプションは間違いで、ノーズを手にしているのはSFXクルーのひとりでありパルではありません。
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by tomenosuke_2006 | 2010-01-09 01:31 | TV・映画・ビデオ
ウォーマシン、確かに変形トライポッドでした。
先のポスト「“Sci-Fi Classic”っていう切り口で、趣味のモチャ発売」にいただいた数々のコメントのうち、am-bivalenceさんのご指摘で、いろいろ忘れていたことに気付きました。
「スターログか何かで読んだんですが、この『宇宙戦争』の空飛ぶ円盤、設定では原作通り、トライポッド運動構造だそうです。円盤下にあるグリーンの3スポットからのビームで地面と反発しているそうで、だから空中を一定の高さでゆっくり進むという描写になったらしい。誰が見ても空飛ぶ円盤に見えてしまうんですが。。。妙なところで原作に忠実なのが面白いです。」というもの。
で、その昔、本国版STARLOGの別冊にウォーマシンのデザイナー、アルバート・ノザキが書いたというブループリントが紹介されていたのを思い出し、さっそく書庫から見つけ出してきました。
1977年に刊行された最初の別冊"spaceships"かと思ったら、1979年の"SCIENCE FICTION WEAPONS"に掲載されていて、確かにそこにはウォーマシン底部の3つの楕円をElectromagnetic Stilts=電磁石式竹馬と呼び、原作のトライポッドを素晴らしくSF的な解釈で再現していたのです。
が、当時、これの真贋が取り沙汰されました。
モデル製作用のブループリントではなく、PUBLIC WARNING!まで添えられた設定資料とでもいうべきものを本当にノザキ(左下にクレジット)が書いたのか。
当時(1970年代終わりから1980年代はじめ)、やたらSFプロップがブループリント化されるのが流行り、中には公式に商品化されるものもあったけれど、これもそういうブームの産物ではないか、など。
けれど疑い出したらキリがない、騙されてこそSFです、無色透明のビーム式トライポッドだと信じることに決めたのでした。
もしam-bivalenceさんが読まれた記事がSTARLOG日本版のものでしたら、副編集長からブループリントの真偽のほどを問われた若かりし日の店主のアドバイスによるものだと思います。
そんなことを思い出しました。
ところでブループリントではコブラ型触角は270度回転することになっていますが、モチャは360度の全方向型に改良(?)されています。
もちろん船底には電磁石式竹馬の3つの楕円がグリーンで染められています。
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火星の円盤ウォーマシン残り僅か→http://tomesyoten.exblog.jp/11913442/
by tomenosuke_2006 | 2010-01-07 23:59 | TV・映画・ビデオ
“Sci-Fi Classic”っていう切り口で、趣味のモチャ発売。
いにしえのSF映画&TVを題材にした、きっと豆魚雷さんやbliSTERさんで売ってそうなモチャのうち、個人的に欲しくてたまらず、どうせ自分用に買うなら海外のディストリビューターから割安なカートンを直接仕入れ、同好の士とシェアできた方が楽しくて一石二鳥ではないかしらと、ふと思ったのだった。
そういえば、これまでもトートツに1950年の映画『地球の静止する日』のロボット・ゴートを売り出したり、さらに大昔のスペオペ・ヒーロー、フラッシュ・ゴードン・1/6・フィギュアの予約をいまも受け付けていたりする。
どれもこれも店主の嗜好と年齢から鑑みて、いたって自然なチョイスなのだ。
今年で出版30周年を迎える(といってひとりで盛り上っている)拙著“超SF映画”に収録されているような作品の、だから『アバター』に感銘を受けた人たちにはチンプンカンプンかもしれない古臭い時代の意匠に基づく玩具たちの、とくに珍味なところを、ここに“Sci-Fi Classic”と呼び紹介していく気で満々なのだ、2010年は。
で、その第1弾がウォーマシンのディスプレー・モデル、1953年公開のSF映画『宇宙戦争』で猛威をふるった火星人の侵略兵器である、知ってる人は挙手を願います。
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5年前のトム・クルーズ主演・スピルバーグ監督作品とはちがう、この本物の『宇宙戦争』は、ハンガリー生まれの人形アニメーション作家で、1950年代に数々の大作SF映画をプロデュースしたジョージ・パルの最高傑作だ。
中でもH・G・ウェルズの原作ではトライポッドだった侵略兵器を、パルはフライングマンタ風の空飛ぶ円盤に翻案し、重戦車のごとくゆっくりと低空飛行させたあたりが泣かせる。
手塚治虫は『マグマ大使』に、このウォーマシンそっくりな宿敵ゴアの円盤を登場させていたっけ。
ウォーマシンの中央からはコブラのような触角が伸び出て、その先端と両翼から破壊光線を発射、あらゆるものを灰に変えてしまう。
徐々に音量を増す電子音の効果で緊張は高まり、真っ正面の触角から突如放たれた光線が大音響とともにスクリーンいっぱいに広がったときなど、ものの見事にのけぞった。
後日、といっても1970年代の終わり『宇宙戦争』の16ミリ・フィルムをコマ毎に分析した際、件の破壊光線のカットで何も写っていないブランクのコマが連続して4コマ=1/6秒分挿入されているのを見つけ、これには感心させられた。
つまり映写機の光源を直接スクリーンに当てて、目もくらむ一瞬を演出したのである、まったくの余談だけれど。



そういうウォーマシンの素晴らしくよく出来たPEGASUS HOBBIES製ディスプレー・モデルなのである。
これは同メーカーが以前発売したプラモデルの組立て済み完成版で、ウィンドーボックス仕様。
素手で触ると指紋がべったりつくこと間違いなしの、実物以上にポップでピッカピカの銅版風クロームメッキ仕上げが特徴だ。
幅267mm x 奥行き224mm x 高さ128mmというサイズは、映画撮影用に作られた大小2種類のモデルの小型のものとほぼ同寸で、コブラのような触角は360度向きを変えられ、オリジナル・ロゴのTHE WAR OF THE WORLDSの文字も不気味な地球型ディスプレースタンドが付属する。
パッケージに1/48スケールと印刷されていているのを見て、はじめて本物のウォーマシンは全幅13メートル弱、大型トレーラー並だったんだと知った。
同好の士よ来たれ、のちほど入荷新着情報にならべます。
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注1)上のYouTubeに登場する銀色の全翼機は実在した航空機でノースロップ社のYB-49、通称フライング・ウィングである。
注2)同じくYuoTube画面の左上に"Gene Barry 1919-2009"の文字があるが、これは主演俳優のジーン・バリーが昨年90才で他界したことを示している。黙とう。

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by tomenosuke_2006 | 2010-01-04 23:59 | Sci-Fi Classicモチャ